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「どうにかなる」って思えるのは、
どうにかしてきた経験があるから。

「どうにかなる」って思えるのは、どうにかしてきた経験があるから。

千葉

さまざまな活動のなかでも、2017年にオンラインサロン「箕輪編集室」を立ち上げたのは一つの転換点にみえます。

箕輪

ここ数年では一番大きな転換点ですね。オンラインサロンを作ろうと思ったのも、本を売ろうと思ったのが最初です。堀江さんの『多動力』はヒットさせようと強く決めて作った本で、そのために堀江さんのオンラインサロンを徹底的に利用することにしました。そのサロンは僕もゲストとして多少かかわっていて、「ホリエモンの本を出します、発売前のゲラ(試し刷り)をタダであげます」ってサロンで呼びかけました。

集まった人たちと販売戦略会議をして、サロン上で動画を配信して。集まったのは30人、動画を見たのも100人くらいでしたが、その100人は熱がある人たち。あちこちで話題にしてくれて、発売前から『多動力』の書評が拡散されました。それで、「100人いればムーブメントを起こす種火になる」って確信したんです。

千葉

なるほど。

箕輪

だけど堀江さんみたいに、著者みんながオンラインサロンをやっているわけじゃない。「じゃあ僕がその“場”を作ろう」と思ったんですね。あと、そのころ「NewsPicks Book」を立ち上げたばかりで人手が足りず、寝る時間もないくらいで。だけどまだヒット本を出した実績もないから、会社に「バイト雇って」とは頼みづらい。それでTwitterに「カバン持ち募集」ってつぶやいたら、全国から50人くらいの志願者がすぐ集まって。「あれ、俺って意外と需要あるな。これならオンラインサロンやれるな」と思ったんです。

千葉

「箕輪編集室」は会費が月額5940円と、決して安くはないですよね。

箕輪

あまり会費が安いとダメだっていうのは、堀江さんのサロンを手伝ってみて学んだことですね。安いと軽いノリの人が来て、動く人にはなりにくい。なので最低5000円以上にしようと。

スタートしてみたらあっという間に30人集まって、「これで5000円×30人で…15万円入る!?」って嬉しかったし、死ぬ気でがんばろうって思いました。そのころは金がなくてね、家の小銭をかき集めてチューハイ買っていたくらい(笑)。ハングリーって大事ですよね、いまは当時ほどお金のためにはがんばれない。

オンラインサロンが始まって、『多動力』が売れて、僕の名前も広まっていって…、金に困らず普通の生活ができるようになった感じです。

千葉

地道な努力があったからこそ、ですね。

箕輪

努力したことがある人だと、現在に至るまでの伏線は、それまでの人生にある「線」でつながっていると理解している。宝くじがまぐれで当たったわけじゃない、と。だけど、いまの僕をみて「お前はいいな、変わったな」とか言う人は、努力したことがない人だと思う。「点」で見るんですよね。

まぁ努力と言うか、楽しみながらですけどね。地道に、いろいろ手を出してきた結果がいま。好奇心と「ワンチャンないかな」って、常に考えて行動した積み重ねです。

千葉

ほかに下積み時代の経験で、いきていることはありますか?

箕輪

僕の双葉社の時の先輩はおかしくて、クレーム対応の謝罪で行った先で新たに営業して帰ってくる、みたいな。そんなのばっかりで。その隣でフォローする役目を負いながら、普通の器におさまらない考え方に間近でふれられたことは修業にもなりましたね。
いまは「大抵のことはどうにかなる」って考えだけど、それはどうにかしてきた経験があるから。それに、オカシイ人の隣りにいると、自分のリミッターも上がっていくんですよ。常識にとらわれなくなる。

千葉

そういう突き抜けた人たちと親交を深めるコツは?

箕輪

結局、カードの切り合いですよね。相手に差し出すカードを持っているか。僕がまだ認知されていないときでも著名な人と会えたのは、「出版社に所属していて本を出す権利がある」というカードを持っていたから。そのカードを得るために、大学を出て、採用面接に受かって…という段階を踏んでいる。だから、むやみに突撃するんじゃなくて「自分が相手に出せるカードは何か?」と考えて、そのカードを準備することは必要です。そうして企画力や熱意もプラスして、本が売れるとカードがたまっていく。相手がほしがるカードを見せて、交換するうちに手札が強くなっていくんです。

千葉

それはありますね!

箕輪

僕は1日に100件くらいメールが届くんですが、その中にたくさん「会ってください」ってメッセージがあります。でも、単にそう言われても会おうとは思えないですよね。工夫が必要。僕もカードが「熱意」しかなかったとき、雑誌の取材でサイバーエージェントの藤田さんと会う機会がありました。そのときは取材直後に手紙を書いて、先方の会社の下にあるポストに投函しました。世界最速で手紙を書いたら名前だけでも覚えてもらえるかな…と。あとで秘書の方に確認したら、「嬉しそうに手紙を読んでた」って聞いて。そういう地道なことから、カードを増やすんです。

千葉

綿密に考えていらっしゃるんですね。正直、もっと破天荒なイメージを持っていました。

箕輪

「超緻密」と「超大胆」を組み合わせています。

僕はこれまで「とにかく動け」と発信してきましたけど、「あ、こんなに考えないで、ホントにとにかく動いちゃうんだ!」って人が多くて。だから最近は「よく考え、よく動け」って道徳の教科書みたいなことを言っています(笑)。

「箕輪編集室」からうまれたサンダル、通称:ミノサン。黄色は限定1足。13万円という価格にもかかわらず、すぐに売れた。箕輪さんは常々「モノにストーリーをのせることの大切さ」をメンバーに説いている(写真は箕輪さんFacebookより)

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