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第3章目指すは、宇宙開発

「難病を解決できる可能性。
それが、宇宙空間なんです」

NASDAQ上場した2020年から、さかのぼること8年前の2012年。この時から、上場への決意をかためていた(アメリカ・ニューヨークのNASDAQ証券取引所にて)

先ほど「病院をつくりたい」ということでしたが?

この先は私の個人的な夢の域を出ていないので、江口の夢想と思ってお聴きください。

日本の約7割以上の病院は赤字と言われていますよね。地方自治体の補助などで成り立っている状態にあると聞きます。店舗経営の経験を積んできた私たちだからこそ出来ることがあると考えています。「メディロムホスピタル」は海外でスタートし、医療のボーダレスを実現したい。この挑戦によって病院の経営に実績を積みたいですね。

この病院経営経験をもとに日本の病院経営にも挑戦したいと考えています。病院は日本以外に、アメリカ・タイ・ブラジル・中国・台湾・インドネシア・カンボジアと、日本含めて世界8地域での展開を考えています。国によって得意分野や進んでいる分野が異なるので、それぞれのエリアに進出して、多国間で患者を受け入れられるようにしたい。英語が話せない人でも、日本よりも生存率が高いアメリカの最先端治療が受けられる、トラベルパックのような保険の販売も事業として実現したら便利だと思っています。

医療から予防まで、一気通貫でつながる世界を実現したい。これが、メディロムで目指したい「ヘルスケア総合商社」です。

「ヘルスケア総合商社」としての、最終的なゴールは?

「宇宙開発」ですね。難病を解決できる可能性があるのが、宇宙空間だからです。製薬事業に参入するようなステージまで会社が成長したときには、同時に宇宙開発もする、と決めています。国際宇宙ステーションでも、すでに製薬の実証実験というものが行われています。宇宙空間にいくと、地球の重力と自転の影響を受けないので、新たな分子構造を持つ製薬を生み出すことが出来る可能性が高い。難病と呼ばれているものが、もしかしたら克服できるかもしれない。地球の重力下にいたら解決できないものが、宇宙空間では解決できる可能性があるんです。

スケールが大きくて、圧倒されっぱなしです。具体的には、いつまでに実現したいですか?

13年以内です。宇宙開発(製薬工場の建造)は最低に見積もっても数兆円はかかる(笑)。それをパッと出せるくらい、スピード感を持って事業を成長させたいですね。

ヘルスケア産業は、絶対的なインフラ。国や人種、イデオロギーが違っても「健康でいたくない人は、いない」。より多くの人に必要とされるビジネスを考えたときに、必然的にこの産業での起業になりました。これからも「ヘルスケア総合商社」として、世界、そして宇宙を目指して行きたいと思います。

『宇宙開発は13年以内』と、即答でした。
10年後でも、15年後でもない、13年後。
その細かい数字からも想像できます。常日頃、相当なシミュレーションを重ね、行動しているから、導き出せた数字であることが。

NASDAQ上場の日、江口さんが綴った言葉はこうです。

『人生を逆算で生きる。現在できる(Can)ことから延長線の未来を想像するよりも、未来の願望(Want)から現在足りないものを整えていく。その繰り返し。次の目標には、もっとスピードアップして到達したい』

宇宙開発は、小さい頃からの夢だったと言います。その「Want」に到達するとき。それは、かつての江口少年だけでなく、人類にとっても、大きな希望の一歩になるはずです。

小学4年生頃の江口さん。ボーイスカウトでの1コマ

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