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経営編③節税対策は確定申告のタイミングでは遅い!税金を予測して上手に「税金を将来の貯蓄」に変えよう!

いよいよ気になる確定申告!ですが、確定申告の準備をし始めた頃には、すでに「節税対策が手遅れ」ということも…!確定申告の準備のために何をしておけばいいのかを学んでいきます。

POINT

過度な節税対策はサロン経営を圧迫させる…?

サロスケくん
先生ー!確定申告って確か…3月とかですよね?2月とかに準備を始めれば間に合うんでしょうか?初めてだから不安で…。
 中嶋先生

 

サロスケくん、確定申告だけを考えればもちろん2月でも大丈夫ですが…それだと、「12月までで確定した利益」に対して確定申告をする、ということになりますよね?
はい…?
ピンと来てないようですね。12月までで確定した利益=その利益は変えられないので、「節税対策」という観点では手遅れ!ということになるんです。
なんだってーーー!?
適切に節税をすることはサロン運営上とっても大事ですからね。
ただ…この節税対策ですが、間違った理解で経費を増やして過度に節税しようとする人がいるので、まずは節税に対する正しい理解を深めましょう。

解説!

過度な節税はサロン経営を圧迫させることも…!

「経費」を使うことによって利益額が減り、結果納税額が減る。
必要な経費ならもちろん問題ないですが、「節税のため」だけに経費を増やす=必要以上のものにお金を使ってしまうと

  • 手元資金が減る
  • 利益が出ていない=銀行から信用されず、融資が受けられない
    などのデメリットも…

詳しくは、動画セミナー「その節税対策、間違ってるかも?」で詳しく解説しています。

動画セミナーを視聴する

はーー。節税のノウハウ、よく目にしますけど間違ったことも多いんですね…。しっかり勉強しなきゃ…!

そう。やみくもに経費計上して納税額を減らすのは絶対にNGです。
とはいえ、適切に節税をすることもサロン経営上は大事。その見極めをするために「祝!開店★売上管理って毎日必要?」でお話しした「月次決算」が重要になるんですね。

確定申告の準備、始めるべきタイミングとは?

解説!

確定申告は「昨年1月から12月」の売上実績をもとに申告をするので、締まった後の対応では手遅れ。

9月や10月頃、まずは月次決算をもとに

  • 1月から現在(9月か10月頃)までの利益の実績
  • 現在から12月までの利益の予想
    を行い、「納税予測」を出しましょう。

ここで、(2店舗目への備えなど考慮した上で)計画している利益よりも多い場合などには、「経費を使って将来の備えに充てる」ことも可能です。

サロンで使いやすいのは、小規模企業共済、iDECO、生命保険などで所得控除を増やすことです。そのほかにも倒産防止共済は所得控除ではなく経費を増やすことになるけれど、節税効果は高くなります。

動画セミナーを視聴する

一般的な会社員と違い、退職金は自分で用意しなければいけませんからね。それ以外にも、サロン経営が不安定になった時など、いざという時のためのお金も準備しておかなければなりません。

 

それが解説の「小規模事業共済」「iDECO」「倒産防止共済」なのですね…?

 中嶋先生

 

そうです。お金(経費)を使うにしても、税金を減らしたいからといってとにかく経費を増やすよりも、未来のための投資や資金確保としてこれらを活用することで、結果節税になるほうがずっといいですよね。
はい、貯蓄という響き…素敵です!月次決算してみます!

【監修】なかしま税務労務事務所 税理士 中嶋政雄先生

プロフィール:
「美容サロン」のオーナーが税理士に求めていることを徹底研究。
「美容業界専門」税理士として活動中。
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