LECO 内田 聡一郎さん、8/15(月) 5周年イベントを渋谷で開催！

なぜ、ヘアをからめない「音楽フェス」に？

内田聡一郎さん率いる「LECO」は、5周年を迎えるにあたり、一夜限りのスペシャルイベントを開催する。2022年8月15日（月）16:00～23:00、場所は渋谷・道玄坂のクラブ「contact」。

テーマは『SCRAMBLE』。サロンがある渋谷のスクランブル交差点になぞらえ、4方向＝4会場から交差する都市型・音楽フェスといったコンセプトだ。

「①studio X→ヒップホップ」「②contact→テクノ」「③Foyer→アニソン・ボカロ」「④FOOD＆アート→飲食・アートスペース」と、まったく違う音楽ジャンル＆豪華ゲストが一堂に会することは非常に珍しく、貴重なこと。もちろん、DJとして活躍する内田さんも出演する。

なぜ、“音楽”フェスなのか？内田さんに理由をたずねると、こんな答えが返ってきた。

『常々、美容以外のフィールドにも踏み出したいと思いつつ、スキマなく“ヘア”が入ってくる。求められることは、もちろんうれしいのですが！…美容師としては成功したと言えるかもしれないけれど、イチ人間として、つまらなくなっていないかな？と。だから、今回は挑戦の意味でも、“ヘア”を一切からめず、100％音楽のイベントにしたんです。』

2018年３月、渋谷にオープンした「LECO」。現在は、「QUQU」「öben」「odd」と4店舗を展開

「遊ぼうぜ！」って、伝えたい

今回のイベントに至った想いを、内田さんはこう語る。

『僕が美容師になったばかりの頃は、破天荒で記憶に残る、おもしろい諸先輩方が多かったんです。知らない文化や遊びを教えてもらって、すごくワクワクした。そこから、いろんなことに感度を高く持てるようになったおかげで、美容師として、DJとして、今の自分がある。

昨今は、インスタやオンラインサロンに“学びの場”があり、情報も取りやすくなったけれど、なんというのか…みんな、“お利口さん”になりすぎている気がする。

今回のイベントを通して「昔、自分が感じたワクワクを、みんなにも感じてほしい」というのがあります。いつもはクラブに行かない人、音楽を聴かない人も、ここに来たら何かに触れられる場所にしたい。美容師さん、学生さん、お客さん、美容が好きな人、音楽が好きな人…普段は出会わない人との交流を楽しんでもらえたら…。“遊ぼうぜ！”っていうことを、一番伝えたいかな。

特に、美容学生や高校生…いわゆるZ世代の子たちは、3年前からコロナ禍で、さまざまな交流が制限されてきました。昔とは、遊び方も変わったと思うし、クラブや音楽だけが正解だとは思わないけれど…。何かに触れることで、“人としての、幅を広げられる”といいなって。それが生まれるきっかけを、つくりたい。

クラブイベントって、だいたい夜で、そうすると学生さんは入れないですよね？だから、今回のイベントは16:00スタートにしたんです。（未成年は～22:00まで。中学生以下は保護者同伴のみ）

今の情勢だと、何もやらないほうが波風は立たないかもしれない。でも、事なかれ主義にはなりたくなかった。いろんなことを鑑みながら、慎重に、かつアグレッシブに考えています。』

内田さんが、昔から大事にしている7箇条。特に若手美容師・美容学生に参考にしてほしいと、この10年、毎年インスタに投稿。今回のイベントにも、このエッセンスが活かされているのが、見てとれる

この5年、そして次に向かう先

オープンから、この5年を振り返っての感想をうかがうと…。

『濃密でしたね。うまくいったこともあれば、うまくいかなかったことも、同じくらいある。相変わらずプレイヤーとして第一線に立たせてもらっている自負は持ちながら、教育者・経営者としての裾野が広がった5年間でした。

今後は一層、プレイヤーとしておもしろい人材を育て、その子たちが活躍できるようにしていきたい。渋谷を拠点にしながら、違う場所、違うブランディングでの出店も視野に入れたり、幹部陣が分社化して違うサロンを出すなど、多角的にチャレンジしていきたいと思います。あとはそれを、コツコツ、丁寧に、続けていく。

あ、僕自身は43歳になったので、いい加減、健康診断に行かないと！って、思ってます（笑）。』