2022年9月6日、未経験の方向けに、WEBセミナー「訪問美容の始めかた」を開催。その様子をレポート形式でご紹介します。
湯浅 一也 さん
株式会社un.代表取締役
2012年より訪問美容専門の移動美容室「trip salon un.」をスタート。
現在社員13名、登録パートナー45名。関東エリアで介護施設220件、個人宅500名の契約。
講師活動も多数。
高杉 やよい さん
アリーナ美容室
2018年より、サロンワークと並行しながら訪問美容をスタート。
東京都世田谷区を中心に、介護施設3件、個人宅116名の契約。
HOT PEPPER Beauty Academy「訪問美容ゼミ」第一期生
法律などの基本ルール
訪問美容の対象者は?届出は必要?必須の資格は?などなど…基本ルールの解説や、ゲストのお二人から「最初に勉強しておけばよかった」と感じていることなどについてお話しいただきました。
訪問美容のお客さまを増やすには?
参加者にその場でアンケートを取ったところ、いちばん多かったのが「メイン対象を介護施設にしたい」という方々。個人宅との違いについても触れつつ、どうやって介護施設の契約を増やしていけば良いかについてお伝えしました。ゲストからは「介護施設のアポが取れやすい曜日・時間帯」「断られたときに何をすればよいか」など、経験談をふまえたポイント解説も。
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お客さまを増やそう!~介護施設編~
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お客さまを増やそう!~個人宅編~
介護施設と個人宅のポイント
介護施設は客単価は低めですが、一度の訪問で複数名の施術ができますし、利用頻度も高いので売上を立てやすいのがメリット。一方で、既に他の事業者と契約していることが多く、営業難易度が高いのがデメリットです。
個人宅は、客単価は高めなことが多く、営業難易度が低いのがメリット。ただし、一度の訪問で1~2名しか施術ができず、そのつど移動時間がかかるので効率は低めです。安定して売上を上げるには、介護施設・個人宅の両方をお客さまにしていく方法がオススメとのこと。
メニュー・金額・訪問エリアの決め方
どんなメニューをそろえ、どのくらいの価格設定、エリアでスタートすべきか?湯浅さん・高杉さんの経験談をまじえてお伝えしました。「介護施設の場合、最初は既存の事業者にそろえて低めの価格で設定し、契約更新のタイミングなどで値上げの交渉をしていっていました。(湯浅さん)」「カットは低めの価格にするかわりに、カラーやパーマの価格を高めに設定するケースもあります。(高杉さん)」
現場で使用している道具は?
ゲストのお二人に、実際に現場で使用している道具を持って来ていただきました。
質問タイム
たくさん寄せられたご質問の中から、一部をご紹介!
訪問エステでは、椅子で施術しているのですか?車椅子は必要ですか?
わたしの場合、車椅子は使っていません。たいていのお宅にリクライニングシートやマッサージチェアがあるので、汚れないようにタオルを敷いて使わせていただいています。個人宅の場合は事前に訪問して打ち合わせをしているので、その時に下見をして、どんなふうに施術ができそうかイメージしています。
現在、サロンで働いています。自分で始める前に、訪問美容の会社で経験を積んでみようかと考えていますが、どう思いますか?
とっても良いですね!ただそのときは、訪問美容の会社には正直に「いつか訪問美容で独立するために勉強したい」と伝えるべきだと思います。そうすれば細かい質問もしやすいし、今後の関係性にもつながるんじゃないでしょうか。
次回の開催をお楽しみに!
企画・編集・文 服部美奈子