イノベーターが
見ている未来
vol.92
その取り組みと背景、そして未来についての展望をうかがいます。
Eyelash Salon Angela
代表 伊東 真紀さん (age.45)
個々の目元の悩みに対応する革新的なまつげエクステ技術「アイラインエクステ」を生み出した伊東さん。サロンのリピート率はほぼ100%を誇るが、「技術以上に、大事なのはカウンセリング」だという。お客さまの心をつかんで離さない独自メソッド発案の背景から、この先の展望までをうかがった。
伊東 真紀(いとう・まき)さん:1977年、長野県生まれ。美容業の仕事を経て、2000年に自身のエステティックサロンを長野県飯田市にて開業。サロンをまつげエクステ専門店に転換した後、独自の技術・理論により考案した「アイラインエクステ」を2007年より提供スタート。現在は長野県と東京都にアイラッシュ&アイブロウのサロンを2店舗展開。2019年に始動したアイラインエクステの資格制度の公認エデュケーターとして普及活動に努めるほか、国内外でセミナー活動を行うなどまつげエクステ界の発展をけん引している。
第1章自分のコンプレックスから独自技術を発案
「目元の悩みの多くは、まつげではなく目の形。
それをデザインするための方法を探りました」
エステティックサロンで社会人スタートをきったそうですが、やはり以前から興味があって選んだのですか?
それが、元々は美容業界にまったく興味がなくて(笑)。当時は動物関係の仕事をしたいと考えていたので、まずは専門学校の学費を貯めようと思って就職した仕事です。でも働いてみると美容の世界が楽しく感じ、大手化粧品会社に転職して化粧品販売やブライダルメイクの仕事をしていました。その後、22歳で独立して地元の長野にエステティックサロンをオープンしました。
エステティックからまつげエクステ(以降:まつエク)のサロンへと転身された理由は?
まつエクサロンを立ち上げたのは、離婚がきっかけです。子どもがいたので、これからは一人で育てていかなければならないけど、いまのままでは将来に不安がある…。何かいい手段はないかなって探っていたときに、まつエクのスクールを見つけたんです。
当時はまつエクのサロンって周りになかったし、私自身の目のコンプレックス解消にもいいかもと思って、すぐ習いに行きました。
伊東さんといえば「アイラインエクステ」の発案者。どのようにして考え出したのでしょう。
最初の2~3年は普通のまつエクをしていました。だけど私自身もそうですが、目元にコンプレックスがあるとメイクが濃くなっていく傾向があるんですね。そしてメイクで工夫しても、年齢を重ねるにつれて合わなくなるという悩みも抱えてしまう。それをどうにかできないかと考えたのが始まりです。
従来のまつエクは、まつげのアウトラインをデザインするものですよね。でも目元の悩みの多くは、一重で寂しい印象だとかはれぼったい、まぶたがたるんできたというような、「まつげ」というよりも「目の形」が原因です。だから、目の形自体をデザインすることにフォーカスし、その方法を探っていきました。
まつエクをまぶたの、あるポイントにグッと押し込んで着けることで二重が深くなったり、アイラインを引くと目が大きく見えるでしょう。これをもっと効果的にできないかな…と思いつき、そこからエクステの着け方から硬さや太さ、長さなどいろいろと試して、かつ安全できれいな状態が保てるものを目指しました。
独自のものを開発するのは、なかなかできないこと。ご自身はなぜ実現できたとお考えですか。
私は特に「新しいものを作りたい!」というタイプではなくて、必要に迫られたからできたと言いますか…。自分のコンプレックス解消もそうですが、「こうしたらもっとお客さまにも喜んでもらえるんじゃないか」「そのためにはどうしたらいいのか」というのを突き詰めた結果、アイラインエクステにたどり着いたんです。





















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