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PEOPLE.15 西野亮廣

西野亮廣

映画プペル、苦戦からの大逆転はあるか。 アンチも追い風!?ドブ板営業をする理由。


「西野は嫌いだけど、映画は号泣した」「子どもに頼まれて渋々行ったら、予想外によかった」

――“アンチ”と呼ばれる人からも、そんな評価が寄せられている2026年3月27日公開『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』。製作総指揮・原作・脚本を担うのが西野亮廣さんだ。当初は“大ゴケ”と揶揄する声もあったが、ドブ板営業を重ねるなか、風向きが変わってきた。美容サロンにも通じる「集客の難しさ」と「口コミの力」。そこにどう向き合うのか?

Profileプロフィール

芸人・童話作家。エンタメを軸に多彩な事業を展開する「株式会社CHIMNEY TOWN」代表。ブロードウェイミュージカルのプロデューサー、ヘアサロンNORA 代表・広江一也氏が始動したアパレル「STRAIGHT EDGE」のストーリー設計を担うなど、複数の大規模プロジェクトを手がけている。

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自分のコミュニティで盛り上がっていても
隣のコミュニティでは全然知られていない

自分のコミュニティで盛り上がっていても隣のコミュニティでは全然知られていない

――(ホットペッパービューティーアカデミー 千葉) 『映画 えんとつ町のプペル 〜約束の時計台〜』を10歳になる息子と観ましたが、涙腺が崩壊しました。最近、斜に構えることが多い息子も「めちゃくちゃ面白かった」と!

(西野) うれしい!ありがとうございます。

――映画公開後は、多い日で一日に8回の舞台挨拶をしながら、メディアやイベント出演、あらゆるSNSでの発信と、目まぐるしい日々かと思います。

あ、これ、公開初日の興行成績が振るわなかったから、慌ててドブ板営業をしている…みたいな物語になっているんですけど、実はちょっと違って。4月いっぱいまで、舞台挨拶で映画館をまわることは、数カ月前から全部決まっていたんです。

実際、蓋を開けてみると、映画業界で重要とされる「公開初日から3日間」が、前作に比べて全然伸びていない。

そこでさらに僕の中で火がついて、もともと用意していた舞台挨拶に加えて、お客さんと一緒に映画を観るとか、朝はサイン会、夜は人数限定のZoomで映画について話したり…っていうことをプラスした、「二段構え」なんです。

――なるほど。前作『映画 えんとつ町のプペル』は、2020年公開。情報の届き方という観点で、変化はありますか?

ここ数年、こちらの情報を「外」のコミュニティに届けることが極端に難しくなっていると、肌で感じていました。

いろんなところで「エコーチェンバー(情報の分断)」の議論がされていますが、今、僕たちは自分で情報を選んでいるのではなく、プラットフォームがオススメしてくる情報を見ている。

例えば、僕がニューヨークでミュージカルをプロデュースしていることを、応援してくださっている人は知っているけれど、その外側の人は誰も知らない。自分たちのコミュニティでは盛り上がっていても、隣のコミュニティでは全然知られていない、ということが当たり前にあります。

「いいものさえ作れば、いつか見つけてもらえる」という時代ではなくなった。

――非常に共感します。そこに対して、どのような打ち手を?

オンライン上で偶然の出会いなんてほぼないので、コミュニティの「外」に届けるためには、“地上戦”です。「お隣さんが、西野くんの舞台挨拶に行くらしいよ」とか、その情報との出会いが、“プラットフォームがオススメしてきたものではない”ことが大事。

「エコーチェンバーの壁」を越えるには、ドブ板営業が効くと思っています。

“信じて待つ”ことをテーマに、少年ルビッチが異世界で繰り広げる物語『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』。圧倒的な映像美と臨場感、怒涛の伏線回収…日頃ショート動画に慣れている自分が、最初から最後まで引き込まれた

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