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美容サロン経営を学ぶならホットペッパービューティーアカデミー

イノベーターが
見ている未来

vol.33

確固たる世界観を持ち、新しい取り組みをしている「次世代リーダー」へのインタビュー。
その取り組みと背景、そして未来についての展望をうかがいます。

OCEAN TOKYO
代表取締役

高木琢也さん (age.33)

美容師の役割は、ヘアスタイルを通して
その人の“未来”までデザインすること。

2013年に東京・原宿に出店して以来、全国の男子たちから熱狂的な支持を得ているヘアサロン「OCEAN TOKYO」。その経営者であり、自らも予約が一瞬で埋まるほどの人気スタイリスト・高木琢也さん。2016年に行った前回インタビュー時から変わったことと、変わらない想い。彼の現在と、未来についてうかがいます。

1985年、千葉県生まれ。都内の美容専門学校を卒業後、ヘアサロンに就職。勤務7年目に退職し、中村トメ吉さんと共に2013年「OCEAN TOKYO」を立ち上げる。1カ月の技術売上1200万円(2015年)、歴代最年少の美容師として日本武道館ヘアショー出演(2016年)、一般投票により選出される「ホットペッパービューティーアワード“ベストスタイル部門(メンズ)”」にて2年連続1位(2017年・2018年)など、数々の偉業を成し遂げている。
http://www.oceantokyo.com/

第1章コンテスト2連覇、注目の存在に

「ホットペッパービューティーアワード。
1位は狙うけど、後輩に“奪って”ほしい。」

毎回、美容業界のイノベーターにお話をうかがう当記事に、高木さんには2016年11月にもご登場いただいています。あれから2年、ますます注目が集まる高木さんに、今回は特別版として再度お話をうかがいます。
先日はNHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』にもご出演されましたね。反響もすごいのでは?

放送翌日から予約の電話がすごかったみたいです。普段は男性が多いんだけど、女性からの電話がじゃんじゃん来て。ただ、最短でも予約枠が空いてるのが2カ月後になっちゃうので、女性だとそれも難しいから、なかなか受けられてない状況です。あとうちのWEBサイトのサーバーもダウンしちゃったみたい、アクセスが集中しすぎて。僕のインスタ(Instagram)のDMもすごい件数で。最初はがんばって見ていたけど追いつけなくて。LINEとFacebookもチェックしきれないから、いまは申し訳ないけど開いてないです。

深夜でも、高木さんのインスタライブは視聴者数1200~1300人。ファンの方からのコメントもすごい数ですよね。ある種、アイドル的な現在の人気をどう思いますか?

単純にありがたいし、ミラクル起きてるなーって感じ。僕はもともと、脚光を浴びるようなタイプじゃなかったから。こうなれたのはラッキーだと思います。

9月末に共同経営者の中村トメ吉さんとともに「セリーヌ」のパリコレに招待されるなど、他業界からの注目度も高まっていますね。

本当すごいことですよね。呼んでもらった理由として「日本の若い男性に影響力を持つ」と言われたのは、うれしかった。

でもこうやって注目されるようになったのは、ホットペッパービューティーのおかげってのもあると思う。いや、ほんとに(笑)。ホットペッパービューティーのアワードで2連覇してから(※)、取材が増えた感覚がある。

※ホットペッパービューティーアワード「ベストスタイル部門(メンズ)」にて2年連続1位(2017年・2018年)

日本最大級のヘアコンテストだからね、それで2連覇っていうとメディアも扱いやすいでしょ。するとそういうTVや記事を見た周囲の扱いも変わっていって、「じゃあ今度、誰々さんを紹介するよ」みたいな話も増える。同業者も案外、僕の仕事ぶりを目にする機会はないから、メディアを通じて知って、認識されている部分もあるかな。

「ホットペッパービューティーアワード」は毎年2月に発表しています。この先も連覇を狙いますか?

うーん、もう嫌だ(笑)。だってキリないじゃん。「誰か奪ってくれ~」って感じ。僕はサッカーが好きなんだけど、バロンドール(年間最優秀選手賞)もそうでしょ、毎回メッシかクリロナばっかりで見ている方もおもしろくない。どうせアイツでしょ、みたいな。次も出るつもりではいるけど、それは数字でわかりやすく結果を見せるため。うちのサロンは、まがいもんじゃない。本質で勝負しているから、絶対に1位を獲らなきゃいけないって思っているので。

スタッフにその役目をゆずりたい?

ゆずるって偉そうに言うのもなんかね…、そうじゃなくて奪ってほしい。ただ、僕みたいになりたいって言ってくれるのはうれしい反面、この立場ってのも本当キツイから、スタッフにはやらせたくないなぁって気持ちもある。

でも「ホットペッパービューティーアワード」って誰でも参加できるんだから、一攫千金みたいなもの。チャンスをつかむきっかけになるんだから、若い子だけじゃなくてベテランもバンバン参加すればいいのに。「ホットペッパービューティー」を嫌って悪く言う人も多いけど、僕は助けられてきたと思ってる。

  • 「ホットペッパービューティーアワード“ベストスタイル部門(メンズ)”」2018年版は、1位~5位を「OCEAN TOKYO」のスタイリストが独占!TOP10中8人のスタイリストが選ばれた。会場で発表されるまで順位は本人にも知らされないが、「事前に教えてほしい。1位になる気まんまんで赤いジャケットなんか着て行って、選ばれなかったら恥ずかしいじゃん!」と高木さん

  • 「セリーヌ」のパリコレに招待されたときは「マジ驚いた」とのこと。仕事がつまっていたためショーを見て帰国する弾丸旅程。写真中央はセリーヌのセヴェリン・メルルCEO、右は「OCEAN TOKYO」共同経営者の中村トメ吉さん

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