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第2章オープン5周年を迎えた現在の想い

「美容師としていろんな夢を叶えてきた。
ここからは、“国や地域のため”って考え。」

「OCEAN TOKYO」は、5周年を迎えました。この5年を振り返ってどんな気持ちですか。

「もう5年」というよりは「やっと5年か」って感じ。こんなに忙しい日々がいつまで続くんだろう、もう限界!って毎月言ってる(笑)。

店でお客さんを切ってない時間も経営者としての仕事があるし、こういう記事の原稿チェックをしたり、「そういやスタッフのアイツ、元気なかったけど大丈夫かな」って頭に浮かんだり。だから全部を頭から追い払ってオフにするために、休みの日は旅行したり。そうしないと、寝ても覚めても仕事仕事…って感じ。楽しいからいーけどね。

前回のインタビューが2年前。当時は3店舗だったサロンが6店舗に増え、スタッフの人数も増えて…と規模が拡大しました。それ以外に「OCEAN TOKYO」として変化した点は?

学生に向けたセミナーとか、「学園祭」って呼んでる学生向けのヘアショーとか、自社だけでやることが増えたかな。今のOCEANは、どこかのサロンやディーラーと組まなくても人を呼べるし、組むことでNGとかの制約が出てくるのも嫌だし。

「学園祭」というのは、観客が学生限定ということですか。

そう、去年の夏に「OCEAN TOKYO 学園祭」ってのをやりました。僕たちはもっと一般の人々に良さを伝えたいから。美容師さんにじゃなくて。うちの各店のスタイリストや僕のショーと、あと新卒採用の4次試験も舞台上でやって。楽しそうでしょ?お客さんは美容学生や高校生とか学生限定で、1人1500円の有料。それでも1000人分のチケットはすぐ売り切れました。有料だと舞台に立つスタッフにもいいプレッシャーになるし、最終面接の子たちも気合入ってた。今年もやりたかったんだけど、残念ながら時間の都合がつかなくって。

「OCEAN TOKYO 」では清掃ボランティアなど、社会貢献活動にも取り組んでいますね。

あれはもともと、清掃活動をしているNPO法人「greenbird(グリーンバード)」があって、そこと協力して実施しました。ボランティアって地味なイメージがある。うちがやることでイメージが変わって、ゴミを拾う人が増えたり、捨てる人が減ったらいいなと思って相談されたのがきっかけ。ポイ捨てはカッコ悪い、ってメッセージを伝えたい。

みんなのイメージを変えたいっていう目的があるから、みんな揃って大々的にやりたい。なかなか回数は増やせていないんだけど…。あと、僕の時間が取れないのもある。自分が参加しないのに、「お前たちやっておけ」ってスタッフに言うのは筋が通ってないでしょ?自分で動かなきゃ、若い子の心には刺さらないから。

そのような活動を始めたのは、どんな想いから?

うーん、僕はもう結構いろんな夢が叶ってきて。売上日本一になった、賞も連覇した、日本一の美容師と呼ばれるようになった。じゃあ次は?と考えると、欲しいものってそんなにない。そうすると自分のためじゃなくて、「国のため、地域のために自分ができることは?」って考えになる。対価として得たいものが、お金じゃなくなってくるよね。

  • 「OCEAN TOKYO 学園祭」は、1年目スタッフのヘアショーや赤と白に分かれたヘアカット対決、高木さんのソロステージなど盛りだくさんの構成。会場には無料スタイリング体験ブースや物販コーナーも用意された

  • 東京都・原宿と神奈川県・由比ガ浜で清掃活動を実施。若者の憧れである「OCEAN TOKYO」の面々が街をきれいにすることで、「ポイ捨てはカッコ悪い」という意識が広まることを目指している

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