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第3章若者の憧れサロンであり続ける

「若者の気持ちがわからない?
答えは、お客さんが教えてくれるでしょ。」

サロンワークは、いつまで続けようと思っていますか?

それはずっと続けるつもり。僕は昔からの夢とか熱望して美容師になったわけじゃないけど、それでもやり続けてこられたのはお客さんがいたから。そして美容師を辞められないのもお客さんのせい(笑)。ずっと予約が入っちゃうから。辞めるならお客さんに直接話して筋を通したいけど、全員に話をするのは現実的に難しい。だから辞められないし、僕はお客さんにずっっっと助けられてるから。だから、お客さんに美容師として恩返しをしたいって気持ちがある。

それに、今の若者が求めていることはお客さんからしか得られない。そのためにも、サロンワークをベースにすることは変わらない。

お客さまは若い男性が多いですよね。お客さまとの年齢差が開いていっても支持され続けられるだろうか、という不安は?

そんなの、支持される自分であればいいだけ。その心配する必要あるかな?カットが下手になることなんてないから、支持されなくなったらどうしよう…なんて、考えることにメリットはないでしょ。

うちは、僕や常連さんの年齢に合わせて、ターゲットの年齢層を上げたり、店の雰囲気を変えたりしていくつもりはない。スタッフはみんな若者の髪を切りたくて入社してきたのに、僕の年齢に合わせてターゲットを変えちゃうなんておかしいよね。

ターゲットを変えたら店のコンセプトも変わって、「今までお前が掲げてきたことは何だったんだ」ってなるし。世界的なブランドだって業界を問わず、ターゲットをコロコロ変えたりしないでしょ?別にお客さんの年齢で断るつもりはないし、常連さんが通い続けてくれるのはうれしい。

「年齢ギャップがあることで、お客さまのニーズがわからない」という不安も、サロンの方からよく聞きます。

ニーズがわからないなら、お客さんに聞けばいいじゃん!1日10人のお客さんがいるなら、10通りの答えが返ってくる。それを蓄積していけばいいだけ。僕だってよく聞いてるよ、好きな芸能人の話とか何に興味があるの?とか。「若者の気持ちがわからない」って、あきらめてる人はダメ。「答えはお客さんが教えてくれる」、難しいことじゃない。

  • 「若い⼈が⾃信を持って⾃分らしく⽣きていけるように、美容体験を通じて応援していく」を企業理念に掲げて誕生した「OCEAN TOKYO」。5周年を経た現在、その理念通りにたくさんの若者に自信と喜びを与える存在となっている

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