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受賞サロンのカギ 受賞サロンのカギ

お客さまに支持されたサロンを表彰する日本最大級のアワード、「HOT PEPPER Beauty AWARD」。「GOLD Prize」「SILVER Prize」受賞サロン、または「注目サロン」に選出されたサロンへのインタビュー。取り組みや受賞の秘訣をうかがいます。

髪本来の本質的な美しさへの追求が
お客さまに圧倒的な支持を得る
「ノンダメージサロン®」

dipty MOILA 【ディプティ モイラ】

HOT PEPPER Beauty AWARD 2020 関西エリア GOLD Prize 受賞

3~5席

2009年創業。ネイル・アイ・エステも同ビル内に展開するトータルビューティーサロンです。昨年のSILVER Prizeに続き、今年はGOLD Prizeを受賞した秘訣を、代表の富永さんに伺いました。

https://beauty.hotpepper.jp/slnH000163646/

CONCEPT

「繋がり」や「運命」を意味する店名『dipty MOILA』。
すべてのお客さまとの出会いを大切にしたいというスタッフの想いがこもったお店は、ゆったりとした時間が流れる癒しの空間。

サロンのウリは何といっても毛髪科学ベースのケア剤とノウハウを備えた「ノンダメージ」へのこだわり。
縮毛矯正やストレート、カラーをしても施術前より輝く髪へ導く技術がお客さまに好評。

INITIATIVES

AWARD受賞・
売上アップに向けた
取り組み

01.

全員同じ時間内で施術できるよう、施術時間を徹底管理。

02.

毛髪科学ベースのケア剤とノウハウを備えた「ノンダメージ」へのこだわり。

03.

NOと言わないマネジメントで、柔軟にお店のシステムを変更。

01.

全員同じ時間内で施術できるよう、施術時間を徹底管理。

カット+カラーなら1時間30分以内、トリートメントを追加するなら+30分、など、どのスタイリストが担当しても時間内に施術を完了させることを徹底しているため、dipty MOILAでは、総出勤人数以上のお客さまの予約を取らない。
とてもシンプルだが、この「時間の管理」は意外と意識できていないサロンが多いという。
施術時間の管理をしていないと、どのスタッフの施術時間が長びいたのか、なぜお客さまを待たせてしまったのか原因を特定できず、改善点を見いだせない。些細な時間のずれから、歯車が狂うようにサロン内が混乱していくことも少なくない。

徹底的な時間の管理を導入したことで、各スタッフの意識に変化が現れ、時間内に終わらせるための技術の鍛錬や施術内容の見直しを行うように。
結果、お客さまの回転率が向上したほか、お客さまにとっても「施術中の待ち時間が発生しない」、「希望時間通りに施術が終わる」など、満足度向上につながっている。

02.

毛髪科学ベースのケア剤とノウハウを備えた「ノンダメージ」へのこだわり。

dipty MOILAの代名詞といえば「ノンダメージサロン®」。
厳選し導入した『キラスイ』や『ミネコラ』は、ただ商材を導入し、お客さまに提供するのではなく、徹底的にどのような使用方法・分量がよいのか、サロンがその商材を「使いこなせる」ようになるまで研究を重ねたという。
一時的に髪を美しく見せるトリートメントはたくさんあるが、サロンが目指すのは根本的な美。そのためには、2年~3年など、長いスパンでのお付き合いとなるが、効果実感をしたお客さまの紹介が紹介を呼び、現在はほとんどのお客さまが、初回から最も単価の高い「ノンダメージ」の手法・商材を使用したクーポンで予約が入るように。
また、スタッフに対してもサロンの商材を自由に試してよいことにしているため、スタッフが自分で使用し効果実感があることも、お客さまに自信をもっておすすめできているポイントだとか。

自分の髪をなんとかしたい!と来店されるお客さまも多数。駆け込み寺となっている

03.

NOと言わないマネジメントで、柔軟にお店のシステムを変更。

店舗運営で最も大事にしているのは柔軟性。スタッフが何かを行いたい・取り入れたいと志願すれば、「とりあえずやってみろ」と背中を押す。その結果、サロンの営業時間を3回も変更したことも。
「スタッフは、自分がそのほうがいいと思っているからやりたいと言いますよね。そのチャレンジを応援したい」という代表の富永さん。
意見を言いやすい環境こそが、お店のために、お客さまのために、自分のために、自らが「考える」という自主性の芽生えにつながっているようだ。
そのほか、スタッフからは商材などの導入希望も多いというが、試してみて良さそうであれば即導入。そのスピード感も、マーケットのトレンドを押さえている要因となっているのかもしれない。

スタッフが集うと終始笑い声が絶えない、アットホームな環境

代表インタビュー

~HOT PEPPER Beauty AWARD 2020 GOLD Prizeを受賞して~

富永隆幸さん

大阪の専門学校卒業後、大手~小規模~中型サロンなどさまざまなサロンを経て、25歳という若さで独立。
1フロアからスタート後、現在はネイル・アイ・エステを提供するトータルビューティーサロンとして3F、4F、6Fと3フロアに拡充し営業。

受賞後の変化

―受賞後、何かサロンに変化はあったのでしょうか?

昨年はSILVER Prizeだったので、スタッフも「今年はGOLDになりましたね!」と喜んでくれています。
また、サロン経営の面で言うと、求人の応募が増えました(笑)。
新規のお客さまも増えました。やはり、安心してもらえる材料の一つになったのかなと感じますね。

―掲載されているスタイルの多くが、美しい髪を見せるものですね

これからの時代は、「デザイン」でなく、今ある素材をどう生かすのか、といった内面や芯からの美しさが重要になってくると思ってるんです。「デザイン」をするにしても、基礎が美しくなければ、目指したいデザインにならないことも。
だからこそ、僕らが提供しているトリートメントは「究極の基礎化粧品」という位置づけで、根本から美のケアをお手伝いしています。

こだわりの提供メニュー

―「ノンダメージ」商材である『キラスイ』について、相当研究されたとのことですが?

商材って、導入するのがゴールになっていて、使いこなせているサロンは実は少ないように感じています。
ディーラーさんの説明を受け売りしているだけで、本当の意味で自分自身で理解していない気がするんです。
僕たちも、『キラスイ』を最初に導入したときには、お客さまへの伝え方や使用方法の勉強不足で、少しクレームをいただいたこともあって。
『キラスイ』は従来のトリートメントのように、「直後に分かりやすい効果実感がある」ものとは異なるので、取り扱いをやめてしまうサロンも多いと聞きます。
ただ、本質的に髪にとってとてもいい商材だったので、伝え方はもちろん、技術面でも徹底的に研究をして、納得がいく提供方法にたどり着きました。

―従来のトリートメントとの違いについて、お客さまに理解いただく難しさがありそうですね。

すべてのトリートメントがもちろんそうではないですが、「擬似的に美しく見せる」トリートメントや「モチの良さを重要視」したトリートメントは、逆に後々髪にダメージを与えてしまうものもあります。
全く違う考え方ではあるものの、理解していただき、長期スパンでお付き合いいただいたお客さまからは、自分の髪が変わったことに非常に満足いただいていて、結果的にご紹介をたくさんいただくことにつながっているのだと思います。

店舗運営について

―スタッフさん同士の仲が非常に良いそうですね。

はい。本当にうちは仲が良く、何でも言い合える関係を築けています。
僕がよく言うのが「思ってることを口に出す勇気を持て」ということです。
仕事のストレスは、仕事でしか解決できないと思っているんです。例えば、飲みに行って、その場では少しだけスッキリするかもしれないけど、何か解決されているわけではありません。 前に進むために口に出す=きちんと解決する。そして、自分の発言に責任を持たせることが大事かなと。

―言いたいことを言い合える環境はすごくいいですよね。それによりギスギスすることはないのでしょうか?

それはないですね。そもそも、お互いをすごく認め合ってる感じがします。
相手の欠点が欠点でないというか、いい意味で、愛のある感じでいじるというか。
僕に対しても、スタッフ同士でも、上下関係なく指摘しあえる。僕が一番スタッフからいじられてる感じもします(笑)。
スタッフには毎日仕事が楽しいと思ってお店に来てもらえないと、お客さまに満足のいくサービスは提供できないと思っているので、その点はすごく意識していますね。

―今後の目標を教えてください。

サロンとして目指すのは「最強のフランチャイズ」化。信頼できるスタッフたちにのれん分けをしていきたいと考えているので、今後店舗運営を任せていきたいスタッフには、すでに僕と同じ経営セミナーに通ってもらっています。
フランチャイズと言っても、まずは直営として立ち上げ、ある程度サロンが軌道に乗ってから経営を譲渡していくことを考えています。そこが「最強」の所以なのですが、なるべくスタッフには安定した状態のサロンを渡していきたいので、まずは店舗展開を進めていきたいと考えています。

取材レポート

「若くして独立したこともあり、美容業界の友達が少ない。だからこそ美容業界はこうあるべきだという固定概念がない」という富永さん。それを象徴するように、何事にも「柔軟に」スタッフの意見を取り入れ、日々サロンが変化していく。 「例えば、スタッフさんの行動や発信が富永さんの考えるdipty MOILAのサロンブランディングと異なることはないのですか?」と聞くと、「もし今までのサロンのイメージと違ったとしても、それが一種のdipty MOILAらしさ」だと。 「柔軟性」の裏側には、スタッフを包み込む富永さんの懐の深さがありました。

SALON DATA

dipty MOILA 【ディプティ モイラ】

アクセス
心斎橋駅3番出口から徒歩4分
創業年
2009年
店舗数
1店舗
設備
セット面5席
スタッフ数
16人(スタイリスト12人/アシスタント4人)
URL
https://beauty.hotpepper.jp/slnH000163646/
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