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イノベーターが
見ている未来

vol.106

確固たる世界観を持ち、新しい取り組みをしている「次世代リーダー」へのインタビュー。
その取り組みと背景、そして未来についての展望をうかがいます。

L&Bホールディングス/ LUXBE

代表取締役会長 髙島 悠さん (age.41)

理美容室、カラー専門店、ドッグサロン…。
なぜ、複数事業の展開&自由な働き方に?

関西圏を中心にヘアサロン「LUXBE(ラックスビー)」をはじめとした美容サロンを展開するL&Bホールディングス。ヘアサロンを皮切りに、メンズバーバー、白髪染め&カラー専門店、ネイル&アイラッシュ専門店、ドッグサロンなど、最大80店舗まで展開!複数事業を手掛ける理由は、スタッフのためでもあるという。その真意とは?

1982年、千葉県生まれ、兵庫県育ち。関西美容専門学校を卒業。大阪や東京のヘアサロンを経て、2011年に大阪で業務委託サロンを開業。現在は、業務委託だけではなく正社員雇用の教育サロン、トータルビューティーサロン、ヘッドスパ専門店など多種多様に展開。
・「L&Bホールディングス」HP
http://www.landb-holdings.co.jp/

第1章美容室からドッグサロンまで!

「誰よりも早く始めたい!
“ゼロイチ”にワクワクします」

L&Bグループでは主要ヘアサロン「LUXBE」の他、出店地域やターゲットに応じてブランドを分けて店舗を展開

美容専門学校を卒業する前、15歳くらいから美容室で働き始めたとか。かなり早いスタートですね。

何ごとも、人より早く始めたいタイプなんです(笑)。中学1年のころから自分の髪をダブルカラーで染めてみたり…あ、当時はまだダブルカラーという言葉もなかったですが、いろいろ試していました。あと、友達の髪も切ったりしていたので、美容室で働いてみようと。将来は社長になりたいという考えもあったので、少しでも早く働きたいと思っていました。

その後に美容師免許も取ってサロンで経験を積んでから2011年、大阪に美容室をオープンされました。こちらはどういったサロンだったのでしょう。

「リーズナブルでハイクオリティ」をコンセプトにした、業務委託のヘアサロンです。美容師は所得の低さがネックで辞めていく人も少なくありません。でも業務委託なら、一般的なサロンよりも高い所得が目指せるのではないかと。一方で、自分も業務委託サロンに勤めていた経験から、改善点もあると感じていました。

もちろんサロンによって違いますが、内装や設備が簡素なものであったり、ハイトーンやヘアセットのような手間がかかるけれど利益が薄いメニューはやらないところも…。「CS(顧客満足度)」のために提供価格を安くすることに目が行きがちで、ワクワクして働きがいがある「ES(従業員満足度)」をあまり考えていないところが、当時は多かったように思います。そういう部分を改善した業務委託サロンを広めたい、という思いで立ち上げたので、内装もレギュラーサロン以上にこだわって、価格を抑えつつハイトーンなどトレンドに応じたメニューも導入しました。

みんながやらないタイプの業務委託サロンを立ち上げる難しさはなかったですか?

僕は、せっかくならパイオニアになりたい。「ゼロからイチ」を生み出すことにワクワクするんです(笑)。それに利益が薄いからとみんなが避けることでも、先行者利益が得られます。実際、こだわりの空間でハイトーンやセットも低価格でできる点がトレンドに敏感なアパレル系の人などにウケて、たくさんのお客さまに来ていただきました。

現在は、ヘアサロン以外にもさまざまな店舗を展開されていますね。

ヘアサロンは「LUXBE」のほか、正社員雇用の教育サロンでもある「LUNTY」、オトナ女性向けの「And」などカテゴリを分けた複数ブランドがあり、フランチャイズ展開もしています。他にもメンズ美容室とバーバー、白髪染めやブリーチ特化のカラー専門店、ネイル&アイラッシュサロン、トリミングをするドッグサロンもあります。

  • 大阪には美容室併設のネイルサロン「LUXBE NAIL 大阪梅田茶屋町店」も。美容室とネイルサロン、お互いの集客アップにもつながっている

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