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第3章平均報酬が高い仕組み

「美容師さんが、おもてなしに
集中できる環境をつくりたい」

SENJYU 武蔵小杉・青山・二子玉川・新宿店のメンバーのみなさんと

先ほどは、チーム制による「お客さま」のメリットをうかがいました。「働く側=美容師さん」の利点はありますか?

内田●まず、勤務場所や勤務時間、土日休みなど、自由な働き方が選べること。たとえばママさん美容師だと、「時短で働きたい」という方もいます。また、お子さんが急な体調不良で休まざるを得ない時も、チームでサポートし合える体制を整えています。

一般的な美容室であれば、個人にお客さまがつくので「出勤時間=売上を出す時間」に直結します。SENJYUは、自分が入る時間が空いたとしてもチームの売上から分配される仕組みがあるので、平均報酬が高いというメリットも。

さしつかえなければ、どのくらいですか?

内田●全スタッフの平均報酬は月40万円以上。一部のスタイリスト平均ではなく、アシスタントを含めた“全スタッフ”の平均です!帰属意識も高くなり、お客さま全員が「自分のお客さま」という意識で主体的に接客する。結果、お客さま満足度も上がるという好循環ができています。

森越●アイドルやカメラマン、ヘアメイクなど複業をしているスタッフも何人かいます。それができるのって、自分で集客しなくていいことと、美容師としての報酬がきちんと担保できているから。だから、安心して「美容師以外」のことにも挑戦できるんです。

集客は、本部がやってくれるのですか?

内田●はい。集客のほか、SNS運用、マーケティング、売上管理なども本部で行います。そうすることで、美容師さんが“おもてなし”に集中できる環境をつくることができる。

時代的に今の美容師さんは、SNSの動画編集作業に追われたりと、練習よりも編集している時間が多い。僕がお客さんの立場なら、美容師として、それは“美しくない”と思ってしまうんです。あと美容師としての能力は高いのに、SNS運用が上手くないから集客できない人も。それって、もったいないですよね。

仮に、顧客ゼロでもSENJYUに所属したその月から、数百万円の売上を出している人もたくさんいます。カリキュラムが充実しているので、その後も成長し続けることができる。

このような環境を用意しているおかげで、ありがたいことにスタッフの定着率も高いですね。FCオーナーさんからも、「離職防止につながっている」という声をいただくことが多いです。

非常に考え抜かれた、仕組みなんですね。

森越●美容室は、人が辞めてしまうと一気に崩れてしまうこともあります。どういう仕組みにしたら、求人を含め、上手くいくのか。ひとつの正解を、SENJYUとして示せたらいいなと思います。

内田●SENJYUがやりたいことは、店舗展開ではありません。困っている全国の美容師さんと、困っているお客さまをつなぐこと。今まで一人で悩んでいた美容師さんが、チームで成長することによって、やりがいを感じながら働けるようになり、経済的な豊かさ・心の豊かさを持てるように。それが、僕たちの願いです。

「指名してもらう」ことこそが、美容師さんのやりがいだと思っていたが(もちろん、その側面もありつつ!)、そことは違う働き方もまた、やりがいにつながるとは意外だった。

SENJYUという名前の由来は、千の手がある菩薩「千手観音」から。
手がたくさんあるのは、多くの人々を救うためと言われている。

チームで戦う「SENJYUカルチャー」は、全国に拡大中。
お客さま、そして美容師。助けられている人々の数は、千をゆうに超えているのではないだろうか。

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