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第3章FCモデル&店舗展開

「常にハイゴールを設定!
目指すは、2026年に100店舗」

お客さまは、40~60代の白髪染めがボリュームゾーン。次いで、10~30代のおしゃれ染めニーズも高い

FC店舗も順調ですか?

現在42店舗のうち直営・FCが約半々ですが、2016年の創業以来、閉店した店舗はひとつもありません。FCの場合、3年以内に投資回収できる構造。加盟店には売上ロイヤリティがないため、ローリスクでの運営が可能です。集客・求人・教育は本部が行うので、美容師経験がない他業種から参入したFCオーナーさんも多いですね。

売上に対するロイヤリティがないんですか!?

はい。マネタイズに関しては2つあり、ひとつは先ほどのヘアカラー選定システム「カラーアンサー」の利用料が、月額固定で2万9,800円(税別)。もうひとつはメインの薬剤仕入れを本部から一括発注しているので、そのパーセンテージをいただく形です。普通に独立するよりも、スケールメリットを感じてもらえると思います。

今後の店舗展開について教えてください。

「常にハイゴールを設定せよ」という社風なので、来年(2026年)末までに、100店舗が目標。エリアは、直営が福井・石川・岐阜・愛知。この4つの県からは出ないと決めています。FCは、希望があれば全国どこでも。ただし物件だけは、吟味して一緒に決めます。

少し前に、自社で「売上予測システム」を開発しました。AIを使って、物件のありとあらゆる情報を入れて、今後の売上予測が出せます。FCオーナーさんにも幸せになってほしいので、店舗運営で重要な「物件」については、AIを活用しながら慎重に決めています。

村田さんは、どんな美容サロンになることが理想ですか?

自分の中でも、いろいろと考えた時期があったんです。「最高のサロンって、どんなサロンだろう?」って。その時に出た結論は、「そんなものはない!」ということ(笑)。それは、「“誰にとっての”サロンか」で、変わってくると思うからです。

お客さまにとっても、働く人たちにとっても、コンセプトが明確なサロンに人が集まる。生産性が高まって、利益を従業員さんに還元できる社会になったら、素晴らしいなと思います。

最後に、カラープラスとして目指したい世界を教えてください。

カラープラスのビジョンは、ホームカラーから、カラー専門店でのカラーを確立すること。自社だけではなく、ほかのカラー専門店さんを含めて、誰もが自宅から5分、10分のところに店舗があったら便利ですよね。カラー専門店に通うことが、“ライフスタイルの一部”になる。そんな存在になれたら、うれしいです。

カラー専門店を出すきっかけにもなった、村田さんのお母さん。
ホームカラーと美容室を交互に使っていたとのことだが、現在は?
『割引は一切していませんが(笑)、3週間に一回来店してくれる、カラープラスのヘビーユーザーです』とのこと。

お客さまとして、身近な人が利用してくれている。
その事実こそが、確かなビジネスモデルであることの証だろう。

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