動画で学ぶ!店長が持つべき5つの意識とは 店長の意識改革動画で学ぶ!店長が持つべき5つの意識とは 店長の意識改革
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女性が活躍するサロン100

女性スタッフが辞めない
サロンの秘訣

結婚・出産を経ても女性スタッフが長く活躍している、さまざまなサロンの取り組みや職場づくりを、100サロン紹介していきます。

vol.1087名中4名がママのエステサロン。
モチベーションを上げるワザとは?

スリムビューティハウス 所沢駅前店

埼玉県所沢市

東洋美容由来のオリジナルケアが評判のエステティックサロン「スリムビューティハウス」。創業から38年の歴史を持ち、全国に68店舗を構える老舗サロンでは、総勢93名のママスタッフが活躍しています。今回はスタッフ7名中4名がママ(うち1名は産休中)という、特にママスタッフ比率の高い所沢駅前店を訪問。時短ママ店長の阿部華子さんに、ママスタッフが働きやすい環境づくりのための工夫を伺いました。

1取り組み

育児中の時短勤務は、正社員とパートから選べる。

どんな取り組み?

 ママスタッフの雇用形態は、フルタイム正社員と時短正社員、パートの3種。パートの場合は最低勤務時間の異なる3タイプの勤務体系があり、その中で毎月自由にシフト希望を出すことができる。時短正社員の勤務時間は、フルタイム勤務より30分の時短、2時間の時短など、本人の希望を聞きながら復帰前の面談で決めている。復帰時にパートや時短正社員を選択したスタッフでも、子どもが手を離れたら、フルタイム正社員へ戻ることが可能だ。

背景とメリットは?

 夫の扶養範囲内で働くならパート、しっかり稼ぎたいなら正社員と、育児中の働き方には人それぞれの希望スタイルがある。ママスタッフたちにできる範囲で働き続けてもらうために、選択できる柔軟な雇用体系を用意した。「スタッフそれぞれが自分の生活に合わせた働き方ができるので便利です。私自身は“同じ時短勤務でも賞与があるなら正社員がいいかな”と考えて時短正社員で復帰しました。うちの店舗ですと、正社員復帰を約束して産休に入るスタッフがほとんどです」と店長の阿部さん。

ママスタッフの大場由喜子さんは週4~5日、10時~16時のパート勤務中。「子どもが3人いて行事も多いため、シフトに融通がきくパート勤務を選択しています」

ママスタッフの大場由喜子さんは週4~5日、10時~16時のパート勤務中。「子どもが3人いて行事も多いため、シフトに融通がきくパート勤務を選択しています」

2取り組み

妊娠中は、体調に合わせて仕事内容を調整可能。

どんな取り組み?

 妊娠中のスタッフにつわりや体調不良が生じた場合は、体力が戻るまで休んでもらうことが基本。また、おなかが張りやすいスタッフには、カッピングやキャビテーションなどの機械を使ったコースを担当してもらっている。

背景とメリットは?

 「私は妊娠中も体調がよかったので、安定期に入ってからしばらくはマッサージも担当していました」と阿部さん。しかしおなかが張りやすいスタッフの場合、力を入れるマッサージを担当させるには不安がある。そこで、マッサージのみ別のスタッフに交代することに。機械を使った施術であれば、体にほとんど負担がかからないため、妊娠中のスタッフでも対応が可能だ。お客さまとのコミュニケーションが途切れることもなく、モチベーションを維持したまま産休に入ることができている。

「妊娠中のスタッフにはデスクワークの際などに声をかけて、体調を見ています。妊娠は病気ではないので、体調に問題のないスタッフには、普段通りにやってもらっていますよ」と阿部さん

「妊娠中のスタッフにはデスクワークの際などに声をかけて、体調を見ています。妊娠は病気ではないので、体調に問題のないスタッフには、普段通りにやってもらっていますよ」と阿部さん

3取り組み

退勤時間になったら声がけをして、「全員NO残業」を徹底。

どんな取り組み?

 時短勤務が名前だけの制度にならないように、各スタッフの退勤時間には店長自らが声をかけて終了を促すなど、残業させないことを心がけている。根底にあるのは、「時間管理は大切」というママ店長だからこその信条。時短のママスタッフだけでなく、フルタイム勤務のスタッフにも同様に働きかけている。

背景とメリットは?

 残業が発生すると、「こんな時間まで残らせられた」とスタッフの心に不満が生じるようになる。逆に、勤務時間がしっかり守られていれば、「時間内でベストを尽くそう」と前向きな気持ちに。特に時短勤務を選んでいるママスタッフにとって、時間管理は仕事と家庭を両立させるカギとなる。「仕事と家庭、オンとオフの切り替えがきちんとできる環境は、育児中のスタッフに必須です。出産後もみんなに長く働き続けてもらうために、残業させないことを徹底していきたい」と阿部さん。

「ママスタッフに残業させない」環境ではなく、「全員に残業させない」環境をつくることで、スタッフの結束力も高まる

「ママスタッフに残業させない」環境ではなく、「全員に残業させない」環境をつくることで、スタッフの結束力も高まる

4取り組み

子どもの行事などでも利用しやすい、半休制度をスタート。

どんな取り組み?

 正社員の有休消化を進めるために、「半日休暇制度」をスリムビューティハウス全店で今年5月から導入。事前に申請すれば、午前または午後の半日単位で、有給休暇を取得することができる。もとはフルタイム正社員を対象に計画されていたが、スタッフからの申し出を受けて、適用対象が時短正社員にも広がった。

メリットは?

 保育園や学校の行事は、15時や16時など午後の時間帯に行われることが多い。そのためにまる1日の有給休暇を使ってしまうと、本当に必要な時に使える有給休暇の日数が減ることに。早退すれば、その分給料が減ることになる。「半休制度の導入で、子どもの行事のために半日休みができるようになります。お給料も維持しながら休めるのがありがたいです」と阿部さん。

店長インタビュー

阿部華子さんは2007年に「スリムビューティハウス」に入社。2児の出産を経て復帰し、所沢駅前店で時短勤務の店長を務める。出産後も働きやすい環境を現場からつくっていくことが目標

Q. 店長の立場から、ママスタッフが多い店舗でよかったこと思えることは?

A. 「お互いさま」の精神で協力し合えることです。

 「スリムビューティハウス」全体でもママスタッフは増えているのですが、うちの店舗は特に多い方ではないでしょうか。都内のメイン店舗ほど忙しくはないので、産休に入りやすいという環境も影響しているのかもしれません。現在、産休中も含めてママスタッフは4名在籍しています。
 時短のママスタッフが自分ひとりだった頃は、やはり早上がりする時に気が引けましたね。ですがママスタッフが増えた今は、「お互いさま」と思えるところがある。子どもがいる状況を理解し合えるので、心強いです。他のスタッフたちも、「育児中の時短や急な休みは仕方がないこと」と考えてくれているのかな。前向きに協力してくれているので、ありがたいですね。

Q. 現在、課題に感じていることはありますか?

A. 夜の時間帯を担当できるスタッフが少ないことです。

 うちの店舗に現在勤務しているのは6名で、半分が時短スタッフです。そのため夕方までは人数が揃っているのですが、夜のシフトが薄くなってしまっているのが現状。夜に出てくれるスタッフに負担をかけてしまうのは申し訳ないので、人材確保に動かなければと考えています。新卒のスタッフを早く接客に入れるように育成するのはもちろんのこと、新規のスタッフ採用についても、本部と連携して進めていきたいです。

Salon Data

スリムビューティハウス 所沢駅前店

アクセス
西武線所沢駅から徒歩3分
創業年
1980年
店舗数
68店舗
設備
ベッド4台 ※スリムビューティハウス所沢駅前店
スタッフ数
7名 ※スリムビューティハウス所沢駅前店
URL
http://slim.jp/
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