成長しているサロンが
始めたこと

サロン課題に応じたラインナップをそろえた、ホットペッパービューティーアカデミーのセミナー。
受講後、課題解決に向けた取り組みを始めたサロンの事例をご紹介します。

vol.15愛ネイル上野御徒町店（東京都文京区）

仲間意識を育んで「個人」から「チーム」へ。
協力して取り組むことで作業効率がアップ！

夜の23時までの営業で仕事帰りにも利用しやすく、ハンド＆フットの同時施術もOKという「愛ネイル上野御徒町店」は、かゆいところに手が届くもてなしが嬉しいネイルサロン。マネージャーの山田さんはさらにワンランク上のサロンを目指すため、講座の受講を決意したそう。そして受講後はさっそくスタッフと一緒に学びを実践！どんな取り組みをしているのか、お話をうかがいました。

当初のサロンのお悩み

スタッフのチーム意識が薄く、協力体制がいまいち。: 　スタッフ一人ひとりは誠実に仕事に取り組む姿勢があるが、同じ職場で働くチームだという意識は希薄。そのため、みんなで協力して段取りよく物事を進める体制が築けていない。

技術や施術中の対応以外に、改善すべきことって…？: 　お客さまに満足していただくためにサービスを向上させたいが、どこに手を付けたらいいのか、改善点の設定が難しい。ネイル技術や施術対応を磨く以外に何をすべきだろう？

始めた取り組み

その1相互理解を深めた結果、仕事の効率がUP！

どんな取り組みを始めたのでしょう。: 　「強いチームづくり」講座で、チームを構築するにはまずお互いを知ることが大切という話を聞き、自己紹介シートを用意して各自に記入してもらうことに。そして、そのシートを元にしてミーティング時に自己紹介をしました。

取り組みを行ってみて、いかがでしたか？: 　ここの店舗のオープン以来、２年ほど一緒に働いてきた仲間もいるのですが、改めて自己紹介をしたことはありませんでした。だから「こんな趣味があったんだ」などと今回、これまで知らなかったスタッフの意外な一面を知ることができました。

改めて自己紹介をしてお互いを知ると親近感が増し、「同じチームの仲間」だという意識もアップしていく

スタッフの方に変化はありましたか？: 　相手をよく知ることでコミュニケーションが取りやすくなり、仕事においてもこまめに声をかけ合うようになりました。たとえばチップ制作やネイル撮影のように、みんなで一緒に作業をするときも、「誰かがやっているだろう…」という姿勢から、「これはもう済んだ？」「私はこれをやるね」などと確認・協力して進めるように。おかげで作業効率が上がっていると思います。

仲間意識が醸成されると、チップ制作など施術・接客以外の業務も自然と協力し合える関係性に

その2サロンの課題・解決策を話し合い、サービス向上へ改革中。

どんな取り組みを始めたのでしょう。: 　当店のお客さま層でもある「オトナ女性」に関する講座では、施術そのものだけでなく、予約対応や受付、お会計といった施術前後を含めた「MOTサイクル」がお客さまの満足度を左右すると学びました。そこで講座のワークシートを活用して、「MOTサイクル」それぞれのタイミングにおける当店の課題や解決策について話し合いをしました。

その取り組みに対して、効果は感じましたか？: 　受付対応など施術前後のサービスが、お客さまの満足度にそんなに響くとはこれまで意識していませんでした。講座でそうした押さえるべきポイントを学ぶことができたため、サロンの課題が何かを考えやすくなりました。スタッフ各自が考える課題に対しての解決策を話し合って決めることもできたので、現在はその策を実行している段階です。

新たな取り組みに対する、スタッフの反応は？: 　「オトナ女性」の講座はスタッフ全員で受講したため、学びを実践しようとみんな積極的に取り組んでいます。ワークシートがあることも、課題や解決策を考えるうえで役立っています。何もない状態から課題を挙げるのは難しいですが、ワークシートの設問に沿って記入していけばいいので考え方の道筋が見えてやりやすいんですよね。話し合うときもお互いのワークシートの内容を元に意見を出し合えるので、以前よりもミーティングが活気づきました。

スタッフみんなで取り組むワークシートは講座のものを活用しているほか、講座の学びを応用してマネージャーの山田さんが用意したものも

受講後、もうひとつの取り組みとして各自が個人目標を設定。目標は全体ミーティングで発表後にバックルームに貼りだしている

個人目標設定から3カ月後の個人面談で現状を確認して今後の方針を話し合う。達成できたら全体ミーティングで報告し、スタッフみんなで祝福

NextChallenge!

　これまで複数の講座を受講して、そのたびにスタッフよりもまずは自分の意識を変えなくてはと感じています。また、新たな気づきや学びもたくさんあるのに、そうした講座で得たことを私がうまくスタッフに伝えることができていない、活かしきれていないという点は課題です。スタッフ全員で受講した「オトナ女性」の講座に関しては、「講座でこう言っていたよね」とスタッフが話題にするほどみんなの頭に残っています。だから今後はなるべく機会をつくって、スタッフと一緒に受講できたらと思っています。