「withコロナ時代」と呼ばれる環境下で、美容サロンに求められるものとは?
先進的な取り組みを通して、そのヒントをお伝えします。
vol.3
※紹介しているコロナ対策は取材時点のものです。状況によって、日々変わる可能性がありますのでご了承ください
首都圏に6店舗を展開するネイルサロン「prish(プリッシュ)」(運営:株式会社ネイルデザイン)。ネイルというサービスの特性上、接触を完全になくすことは難しいですが、できることは細部に至るまで徹底しています。
「コロナで気持ちが塞いでいました。ネイルも怖くて行けませんでしたが、もう我慢できず予約。丁寧だけれど無駄なお話もなかったのがよかったです。」「個人的には“もう少し気を抜いても”と思うくらい(笑)、コロナ対策をしていました。これなら、みなさん安心して来店できるのでは。」など、お客さまからのうれしい声がたくさん届いているそうです 。
※「prish」HP(「新型コロナウイルス対策の取り組み」)
https://prish.jp/measures/
#01すみずみまで消毒&常時換気を徹底。
テーブル、椅子、備品はもちろん、手に触れる可能性があるものすべて、こまめに消毒をしています。「徹底した消毒のため、お客さまにはお待ちいただく可能性がありますが、ご理解いただければ幸いです」と、HPなどで伝えることも忘れません。その他、「入店時のお客さま・ネイリストへの検温」も実施しています。

常に、窓と出入口のドアを開けて、空気を入れ替え(冷暖房の調整が必要な時期は、少なくとも1時間に1回・15分程度の換気)

入口付近とすべての施術席に、アルコールスプレーを設置。施術の前後、お客さまの手指への消毒も丁寧に

ドアノブ、ボールペン、記入台、お会計用のiPadなど、人が触れる部分は1時間ごとに消毒を徹底
#02店内が密集しないように、予約数をコントロール。
1日に出勤するネイリストを減らして、施術席はひとつ分ずつ空けるなど、お客さま同士が離れて座れるようにしています。来店したお客さまからは、「店内にお客は私を含め3名。ソーシャルディスタンスも十分あり、安心してネイルできました。」という口コミも。

ソーシャルディスタンスを保つため、店内のレイアウトを変更
#03接客を見直し、「会話は必要最小限」に。
「お客さまとの楽しい会話はネイリストのやりがいのひとつですが、今はじっとガマン」とのこと。飛沫のリスクを下げるため、施術に直接必要のない会話は控え、お客さまにはテレビの映像を楽しんでもらうようにしています。

施術後は、厚生労働省が指導する方法で手洗いを。また施術前にはアルコール消毒を行い、次のお客さまを迎えている

マスクを着けて来店したお客さまにも、新しいマスクをお配りして交換してもらう。ネイリストもまた、出勤時のマスクは入店時に新しいものに付け替える
- すみずみまで消毒&常時換気を徹底。
- 店内が密集しないように、予約数をコントロール。
- 接客を見直し、「会話は必要最小限」に。