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第2章日本初!メンズエステティックサロン&美と健康の専門職大学

「非常に繊細な、本当の意味での美しさ。
AIの時代は、それを理解できることが重要」

男性専用エステティックサロン「男のエステ ダンディハウス」も急成長。2021年10月から、ブランドキャラクターにEXILE AKIRAさんを起用している

昨今、メンズにおける美容意識の高まりが注目されています。「ダンディハウス」の創業は1986年。日本初の男性専用エステティックサロンだったとか?

「うちの主人も痩せさせて」とか、「息子のニキビを治して。毛深いのが嫌で体育をサボっている」と言う女性のお客さまの要望からできた「ダンディハウス」は、当社のグループでもいちばん店舗数が多いブランドに成長し、43店舗になりました。

メンズ美容の盛り上がりを、実感することはありますか?

「ダンディハウス」における、フェイシャルの新規予約数の推移が、非常に伸びていますね。2019年1月~12月の数値をイチとすると、2021年1月~12月は183%増、2022年1月~12月は237%増と、コロナ前後で約2倍、新規予約が増加しています。

そこまで伸びているとは、驚きです!
また、「ビューティ&ウェルネス専門職大学(※)」を、2023年4月に開学されました。こちらの狙いは?
※専門職大学:2019年にスタートした「なりたい職業に直結する理論と実践」の両方を学べる、新しいタイプの4年制大学

私の起業は「理論に基づいたサービスを提供するサロンをつくりたい」というところから始まっているので、少しお金に余裕ができた1990年には「ミス・パリ インターナショナルスクール」を開校しました。

その後、2008年にそのスクールを「学校法人ミスパリ学園」とし、専門学校を開校。現在は4校に。ただ、15年ほど専門学校を運営するなか、課題も出てきました。

日本人が海外で働きたいと思っても、大卒でないと就労ビザがおりないことが多いんです。日本人が持つおもてなしの精神・丁寧さ、器用さは世界でもトップクラス。日本人の高品質なサービスは世界で勝てると私は思っています。日本の人口が減っていくなか、学生たちに「大志を抱け」なんて、とても言えない。世界で活躍できる人材を育てたい、日本の美容健康サービスや商品を世界に出したい、日本を美容大国にしたいという夢の実現のために専門職大学を設立しました。

また現代においては、従来の医療行為や防疫対策に加えて、基礎体力や免疫力・精神力などを高める統合医療の必要性が求められています。ビューティとウェルネスが人生の豊かさや幸福感、すなわち「QOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上」に、どのように関与できるのか。医学・美学・社会学・生活科学など、さまざまな分野から総合的に研究することによって、学問分野としての確立も目指しています。

この4月に開学して3カ月ほど経ちますが、入学した生徒さんの反応はいかがですか?

第一期生なので先輩がいない環境ですが、「自分たちでこの大学の歴史をつくっていく」という心構えを感じます。サークルや学園祭の準備委員会を立ち上げたりと、積極的にチャレンジしていますね。

大学の教科には、英語Ⅰ~Ⅲや芸術鑑賞、著名な先生をお呼びして美学についてのお話もあります。非常に繊細な、本当の意味での「美しさ」。AIが発達したいま、それらを理解できることが、セラピストとして重要になってくると思います。

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