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第3章ukaが持つ強さの源

「本物にこだわるDNAを伝承。
ukaの強みは、“人”にこそある」

取材場所の「ukademy(ウカデミー:ukaの教育機関)」には、先代の向原 一義さんが大切にしていた言葉が掲げられていた

今後、海外展開はどのように考えていますか?

小笹●サロンとしては、海外に店舗を構えるというより、ポップアップストアなどでサービスをしっかり体験してもらい、ブランドへの信頼と評判をつくってから、プロダクトを広げていきたい。

プロダクトは現在、ヨーロッパ・アジアなどに展開しています。サロンを背景とするukaならではのケアを知ってもらい、海外のお客さまの日常にも浸透するグローバルブランドを目指しています。

ちなみに、自宅で頭皮ケアができる「uka scalp brush kenzan(ウカ スカルプブラシ ケンザン)」シリーズは、特にヨーロッパでの売れ行きが好調です。2016年8月の発売から、国内外を合わせて累計販売個数230万個を達成しました。

「ケンザン」というネーミングも、日本らしさがあって、いいですね!

小笹●ありがとうございます。開発のきっかけは、ネイリストでもある代表の季穂が、「ネイルを損なわずに頭皮を洗えるツールが欲しい」という想いから。ukaのサロンでも使われ、美容室でシャンプーをしてもらった後のような爽快感を自宅でも体験できるアイテムということで人気製品となりました。サロンとプロダクトがあって、初めて「ukaブランド」。これは今後も変わりません。

「サロン発」もあれば、「プロダクト発」もあり、相乗効果が生まれているんですね。松岡さんは、前職は大手広告代理店。ukaのマーケティングにも興味が湧いたとのことでしたが?

松岡●入って感じたのは、お客さまの声・施術者の声・生産者の声を大切にする「血が通ったマーケティング」であること。あと、「美容の力」が持つすごさですね。

ukaでは地震で被害があった石川県・能登に、2024年3月、ヘアカットボランティアに行きました。また「BEAUDOUBLE(ビューダブル)」というプロジェクトで児童養護施設、里親家庭などの子どもたちに無償でヘアカットを行っています。

美容って、生きていくうえで絶対に必要なものではないかもしれないけれど、きれいになって自信を持てることで、「人生楽しいな」と思ってもらえる。ukaのメンバーも、そういった活動に興味を示してくれる人が増えてきているのが、うれしいですね。

小笹●ukaの強みは、「人」にこそある。先代の向原 一義が大事にしていた「本物の技術 本物の感性 本物の気配り」。そのDNAを、伝承しています。具体的には「ukademy(ウカデミー)」という、スタッフ全員が学び続けることのできるuka 独自の教育プログラムがあり、そこで「本物の技術」、「本物の感性」、「本物の気配り」を学びます。技術研修だけではなくさまざまなステージを提供し、スタッフが主体的に新しい価値軸を 提案できるチャンスもたくさんあります。

大切にしてきた価値観は、ぶらさずに。でも、時にやんちゃ心を許容したり、いろんな人のアイデアを掛け合わせたりして、新しいことにもチャレンジしていきたいですね。

  • ukaのアイコンとなり数多のブランドとコラボしてきたネイルオイルは15周年。品質は言わずもがな、洗練されたパッケージ&秀逸なネーミング・コピーと、細部にわたりポリシーを感じる

小笹さんと松岡さん。お二人とも華々しいキャリアを持つが、
ukaに入る決め手となったのは、ともに「人に惹かれた」という理由だった。

真のリジェネラティブを目指すと、とんでもない手間とコストがかかる。
それでもやる。なぜならukaは、“本物”にこだわるから。

サロンとプロダクト、すべてにおいて感じたことがある。
ukaの強さは、一点の曇りもない人としての誠実さ、ではなかろうか。

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