東京都渋谷区、代々木上原に位置するプライベートサロン、Luu Luu sugaring +total beauty salon。同店が短期間で多くのファンを掴み、驚異的な口コミ評価を得ている背景には、まだ市場に少ない「シュガーリング脱毛(※)」の高度な技術と、独自性を追求し商標まで取得した「黄土ローズ蒸し」という徹底した差別化戦略があります 。単なるメニューの組み合わせにとどまらない、座器の素材から自身の見せ方までこだわり抜いた「本物志向」のサロン経営に迫ります。
※シュガーリング脱毛…砂糖、水、レモンの天然素材のみで作られたペーストを肌に塗布し、毛穴に浸透させてから剥がすことで毛根から抜く脱毛法。

Luu Luu sugaring +total beauty salon
オーナー・Yumiさん
島根県出身。異業種を経て30代半ばで美容の道を志し、2019年に独立。国内でも習得が困難とされるシュガーリングの技術を磨き、現在は代々木上原にて完全予約制サロンを運営。商標登録済みのオリジナルメニューを軸に、幅広い年代の女性から支持を集めている。
「人がやっていないこと」に宿る勝機
ー美容業界は未経験だったとうかがいましたが、どのようなキッカケで転身されたのですか。
30代半ばを迎え、これからの自分の生き方やキャリアに真剣に向き合いたいと考えるタイミングがあったんです。
一生続けられる仕事を模索した際、母が島根で美容室を経営していた姿を思い出しましたが、今から美容師を目指すには時間がかかりすぎる。そこで、以前から自分がお客さんとして通い、その良さを実感していた「シュガーリング脱毛」に注目したのがキッカケでした。
ーサロンをオープンされた2019年頃はまだ、シュガーリングを知る人はほとんどいなかったのでは?
はい。母に相談した際も「まだ渋谷でも数店舗しかない」と伝えたら、「人がやっていないことをやりなさい」と背中を押されました。
シュガーリングはそもそも、脱毛に使用するペーストが砂糖と水、レモンだけでできていて、非常にデリケートな肌質の方でも受けられるほど低刺激です。
技術習得は非常に難しく、「シュガーリストは手先が器用でないと務まらない」と言われます。その奥深さと希少性にプロとしての可能性を感じました。

納得のいく仕上がりを追求する、熟練の技術
ー技術面において、Yumiさんが特に大切にされているこだわりは何でしょうか。
シュガーリングは、ただ「剥がせればいい」というわけではありません。
しっかり毛根から抜くためには、ペーストの塗り込みの深さや、剥がす時のテンションのかけ方をミリ単位で調整する必要があります 。ここが疎かになると、毛が途中で切れてしまい、生えてくる時にチクチク感が出てしまうこともあるんです。
ーお客さまお一人おひとりの状態に合わせた、細かな見極めが重要なのですね。
その通りです。お客さまの肌の張りや筋肉の状態を見極めて剥がさないと、肌に負担をかけてしまうこともあります。
特にVIOは自分では確認できない場所、そしてとてもデリケートな場所だからこそ、初めての方には特に丁寧な説明を心掛けています。あまり毛がない肌にペーストを実際に塗ってみて、「温度はこのくらいです」「剥がすとこれくらいの痛みです」と、見えない不安を一つずつ取り除けるよう徹底しています。また、無言にならずに施術中に色々とお喋りすることで、痛みを紛らわせてもらう工夫もしています。
お客さまが「ここに任せてよかった」と心から納得していただける仕上がりを常に目指しています。

100%黄土の座器と、バラを主軸に置いたメニューの必然性
ーシュガーリングと並んで、サロンの大きな柱となっている「黄土ローズ蒸し」についても教えてください。
「よもぎ蒸し」というケアをご存じでしょうか。よもぎなどの薬草を煮立たせた蒸気で下半身を温める、韓国発祥の伝統的なケアです。
私自身、以前からその良さを知って受けていたのですが、たまに温度設定が合わずにリラックスしきれなかったり、独特の香りが気になったりした経験がありました。それらを解決するにはどうしたらいいのかと情報収集をし、辿り着いたのが、職人が一つひとつ手作りする100%黄土の座器です。
ー座器の素材によって、体感は変わるものですか?
私の実体験として、全く違いました。体の芯からじんわり温まる感覚があり、自分の内臓がどこにあるかわかるのではと思うくらい、ポカポカになるんです。
また安価な素材と違い、黄土は衛生面でも非常に優れています。体に取り入れる蒸気を扱うものだからこそ、道具選びには絶対に妥協したくありませんでした。
ーそこにバラを組み合わせて、オリジナリティを出されていますよね。
バラの香りは、女性特有の繊細なリズムに寄り添い、気持ちを解きほぐす力が非常に強いと感じています。ヨーロッパなどでは、バラのようなアロマやハーブがお薬と同等扱いされることもあるようです。
実際、お客さまからも「生理痛の改善が早かった」という声や、妊活中の方から嬉しいご報告をいただくことがとても多いんですよ。
サロンで使用するバラもさまざまな地域のものを取り寄せ、最終的にブルガリア産のものに決めました。

ー「黄土ローズ蒸し」として、商標も取得されているそうですね。
はい。商標については、独占したいという気持ちはまったくなく、自分が信念を持って作り上げてきたこの技術と言葉を、正しく守って育てていきたいという思いから取得しました。
明日から私がこの言葉を使えなくなったら困りますし、自分のオリジナルを自分自身で認めてあげたかったんです。
いつでも「お客さまの味方」でいたい
ー集客や情報発信で心掛けていることを教えてください。
Instagramのストーリーは、最新の空き状況をリアルタイムでお知らせするための「動」のツールとして非常に重宝しています。
ただ、予約に関してはそこからDMなどで承るのではなく、必ずホットペッパービューティーのページへご案内するようにしているんです。
ーあえて予約をホットペッパービューティーに絞る理由は?
単純に、お客さまに少しでも多くの「いいこと」があってほしいからです。ホットペッパービューティーから予約していただければ、ポイントを貯めることもできるじゃないですか。
もちろん管理上の利便性もありますが、私が掲載を続ける最大の理由は、お客さまにとってそれがいちばんお得で便利だと思っているから、に尽きますね。

ーホットペッパービューティーのサロンページにも、随所にこだわりを感じますね。
写真は「はっきり、くっきり、わかりやすく」を意識しています。ペーストそのものの写真などを載せているのも、「肌に何を塗られるのか」という不安を解消したいからです。
そして、自分の見せ方ですね。清潔感を第一にしながらも、親しみやすい「ほどよいビューティー」を目指しています(笑)。安心感を与えつつ「この人に任せたい」と思ってもらえる距離感の美しさを心がける。
それが、お客さまに心からリラックスしていただくための、プロとしての配慮だと思っています。
ーブログも非常にユニークで、更新を楽しみにしているファンの方もいらっしゃるのでは?
せっかく個人でやっているサロンなので、ブログも「企業ブログ」のような形式的なものではなく、私の人間性が伝わるような、少しクセのある(笑)ユニークな発信を心がけています。
技術が伴っているのは当然として、最後は「お客さまの味方であること」がいちばん大切だと思っています。

心身を「緩ませる」ことの大切さを届け続けたい
ー今後のご自身のサロンをどのようにしていきたいですか。
現場に立ち続けることは誇りですが、今後は少し立ち位置を変えるのもいいかなと思っています。
新しいプロダクトの開発や、他の施設との提携を通して、より特別な空間でこの価値を広めていく活動にも力を入れたいです。挑戦したいことは本当にたくさんあるんです!

ーそういった中でもずっと変わらないもの、大切にしたい思いはありますか。
私が長年この仕事をしてきていつも思うのは、心身が健やかに「緩む」ことがいかに大切かということです。
日頃、頑張りすぎてカチカチになっている女性たちが、ここに来てスッキリと整い、バラの香りで心地よく緩んで帰っていく。そんな時間を、これからも大切に提供し続けていきたいです。
SALON DATA
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Luu Luu sugaring +total beauty salon























