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受賞サロンのカギ 受賞サロンのカギ

お客さまに支持されたサロンを表彰する日本最大級のアワード、「HOT PEPPER Beauty AWARD」。「GOLD Prize」「SILVER Prize」受賞サロン、または「注目サロン」に選出されたサロンへのインタビュー。取り組みや受賞の秘訣をうかがいます。

東北の鉄壁サロン、6年連続GOLD Prize。
“利他の心”から生まれる、お客さま満足!?

Lita【リタ】

HOT PEPPER Beauty AWARD 2022 東北エリア GOLD Prize 受賞

10席以上

なんと、HOT PEPPER Beauty AWARD2017~2022まで、6年連続GOLD受賞!それだけの集客を叶えたウラには、サロン名にもなっている「Lita=利他」の考えが…。それがスタッフ全員に浸透すると、なぜお客さま満足に繋がる?

https://beauty.hotpepper.jp/slnH000229934/

CONCEPT

ショート、カラー、パーマ…それぞれに得意分野を持ったスタイリスト。「トレンド×似合わせ」の提案で、お客さまが“新しい自分に出会える”ことを、大切にしている。

INITIATIVES

AWARD受賞・
売上アップに向けた
取り組み

01.

“サロンの雰囲気”を決めるのは、人間関係!?

02.

トレンドを反映!「スタイル」「クーポン」

03.

デビュー後は「新規300人」の入客制度!

01.

“サロンの雰囲気”を決めるのは、人間関係!?

HOT PEPPER Beutyの口コミに多く並ぶのは、技術力の高さに満足する声。そして、「スタッフ同士の雰囲気の良さ」だ。

オーナーである森川 整(ひとし)さんが一番大事にしているのが、“利他の心”。「人のためを想い、考え、想像し、行動していくことこそが、理想の美容師」という教えが、スタッフに浸透している。

今回、お話をうかがった店長・御船さんはこう語る。『入社した時から、先輩や同僚が思いやりを持って接してくれた。だから自分も、後輩たちに同じように接することができました』

サロンの人間関係の良し悪しは、不思議とお店の雰囲気に出てしまうもの。お客さまから「スタッフの雰囲気がいい」「居心地がいい」といった声が多いのは、そういったことも深く関係しているのだろう。

オーナーの森川さん(左)と、店長の御船さん(右)。森川さんは、“利他の心”を大事にしている理由を『人は自分のためより、誰かのためのほうががんばれるし、限界を突破しやすい。自分のためだと“どうしたいか、どうなりたいか”という考え方になるけれど、誰かのためだと“自分はどうあるべきなのか”を考えられるから』と語る

02.

トレンドを反映!「スタイル」「クーポン」

「トレンド発信サロン」をうたっているだけあり、SNSなどで常に最新の情報をチェックし、HOT PEPPER Beutyに反映している。

スタイルページでは、髪形はもちろん、ファッション・メイクなど全体にこだわりを持って、スタッフそれぞれで撮影。
そしてアップする際は、みんなで「3枚1セット」でのバランスを考える。アプリから見た場合、スタイル写真は3枚ずつ並ぶからだ。列ごとに、一番ピッタリはまる並び順・写真セレクトで、目に止めてもらう工夫を。

クーポンページも同様で、「インナーブリーチ」「白髪ぼかし」「髪質改善」など、流行のキーワードを入れ込んでいる。
クーポンは計57(2022年9月現在)あり、なかには迷ってしまうお客さまも…。そのため「初めての方におすすめ」「リピート率No.1」「迷っている人には」といった言葉を入れることで、選びやすく。

また大前提として、新規獲得ではなく、今まで支えてくれたお客さまに向けたクーポン内容を意識しているという。

スタイルページ/一人ひとりウリにしているスタイルは違うものの、「サロン全体の世界観は守る」ということを大事に

03.

デビュー後は「新規300人」の入客制度!

スタイリストデビューをした際には、300人もの新規のお客さまに入ることができる制度がある。

少しずつの入客だと、自分の売上を伸ばすまでに時間がかかるもの…。しかし300人ものお客さまを担当すれば、確実に、自分を指名してくれるリピーターに繋げることができる。

本人の希望があればスタイリストデビューしたその日から(!)、フリーのお客さまに入ることも可能。

デビュー前に、効率的なカリキュラムで高い技術を学べ、オーナーや先輩にカットをしっかり見てもらえる環境があるからだろう。デビュー直後でも、自信をもって入客できる状態になっているという。


店長インタビュー

~HOT PEPPER Beauty AWARD 2022 GOLD Prizeを受賞して~

御船千里さん

1990年生まれ。Litaに入社して、約10年。4年前から4F・店長に(Litaは同ビルの1Fと4Fに店舗があり、それぞれに店長がいる形)。店長になったのは、28歳のとき。『店長だからこうしなければいけない、と押し付けられることはなかった。店長だけど、まわりに支えられている。助け合う風土があるLitaだから、できているんだと思います』と御船さん。

ー6年連続「GOLD Prize」というのは、快挙ですね!

ありがとうございます。スタッフみんなのおかげです。
そして何より、お店に足を運んでくださるお客さまに、感謝の気持ちでいっぱいですね。

ー6年分の楯が、受付に飾られていましたね。お客さまから、何か反応があったりは?

それを見て「すごいですね!」と、声をかけていただくことが何度かありました。
お客さまから、そういった言葉をいただけたことが、一番うれしかったです。

ー御船さんから、何度か“利他の心”という言葉が出てきたのが、印象的でした。

オーナーが、その言葉をとても大切にしているんです。入社時から今までずっと、ミーティングなど、ことあるごとに伝えてくれました。気づけば私も、しっかり身についていますね(笑)。
入社した時から、先輩方も常に“利他の心”で、思いやりを持って接してくれました。なので私も自然と、後輩に対してそのように接することができた気がします。

ーこうして取材していても、サロンの人間関係がとても良いと感じます。

そうですね。お互いの意見を尊重し合う風土があります。「相手が何を思って、そう考えたのか」、それに至った背景も想像します。 お客さまに対しても同じです。「何をされたら、うれしいか?」…常に相手の立場に立って考えることが、スタッフみんな、できているのでは?

ー離職率は、いかがですか?

とても低いですね。新人の子も、先輩に悩みを相談しやすい雰囲気があると思います。
コロナ禍だと一斉に集まるのは難しいですが、LINEグループなどで、常にコミュニケーションがとれていますね。
みんなでする会話は「こうすると、より良くなりそう」といった感じで、前向きなものが多いです。

ー御船さんは、とてもやさしい雰囲気ですが、スタッフを叱ったりすることは?

感情的に叱る、ということはないですね。 その人にも、「なぜそうしたのか」という考えがきっとある。勘違いをしていたかもしれないので、根本の原因を探って、それを解決することが大事。「どうしたら改善できるか」という視点で話すようにしています。

ー今後、どんなサロンにしていきたいですか?

“利他の心”で考え、行動することを忘れずにいたいですね。 自分たちに関わる全ての人が幸せになって、自分たちを必要としてくれるお客さまが少しでも増えてくれたら、うれしいです。

取材レポート

御船さんは、Litaに入って10年。 「月日が経てば経つほど、このサロンに魅力を感じた」と言います。 先輩・後輩、関係なく、お互いに意見を受け入れるフラットさ。 誰もが相談に乗ってくれる、やさしさ。 お客さまがいる前だけではなく、バックルームでも変わらない、スタッフ同士の雰囲気の良さ。

そして『美容師としての技術だけではなく、人としての考え方も教えてもらった』とも。

そのバトンを、後輩へと繋ぐ。Litaはその名の通り、どこまでも、“利他の心”にあふれていました。

SALON DATA

Lita【リタ】

アクセス
宮城県仙台市青葉区本町2-6-35
創業年
2008年
店舗数
1店舗
設備
セット面30席
スタッフ数
30名(スタイリスト15名/アシスタント15名 )
URL
https://beauty.hotpepper.jp/slnH000229934/
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