先輩女性インタビュー100人

サロンで働く女子 
100の生き方

長く活躍しているさまざまな女性スタッフに、どんなキャリアを歩んできたのか、100人にインタビューしていきます。
自分なりの「なりたい私」を見つけてください!

vol.84

アシスタントで妊娠して出産退職。
ママで美容師デビューを叶えるまでの道のりとは?

ヨーロピアン調のインテリアと開放的な空間に癒やされる「リジェール 高辻店」。そこで笑顔を絶やさずにキビキビと働く森友樹さんは、5歳のお子さんを持つママスタイリストです。妊娠がわかったのは、最初のサロンに勤めて2年目のアシスタント時代。出産後は子育てしながらトレーニングに励み、ついに「リジェール」でスタイリストデビューを果たしました。「目標はママでも稼げる美容師」と語る森さんに、これまでの道のりと仕事への想いを伺いました。

Staff Data

森 友樹(もり ゆうき)さん 27歳

スタイリスト。リジェール 高辻店勤務(愛知県名古屋市)
スタイリスト歴2年6カ月。既婚。5歳の男の子のママ。
現在は10:00~17:00(土日は9:00~20:00)のパート勤務。
月曜日と平日1日、隔週日曜日が休み。

森さんのLife History

★…ターニングポイント

  • 18

    小学生の頃から看護師になるのが夢。しかし高校卒業後の進路を決める時期になって注射が苦手なことに気付き、美容師になる道を選択。

  • 20

    美容学校を卒業し、名古屋市内のサロンに入社。「伝説を作りたい」と、新入社員が課せられるシャンプー練習回数で過去一番を達成した。

  • 21

    妊娠が発覚し、職場の先輩だった彼と結婚。先輩たちから「美容師になるために大事な時期だから、出産は見送った方がよい」とアドバイスされたが、悩みぬいた結果、産むことに。

  • 22

    臨月まで働いて退職し、出産。1年間は育児に専念するつもりだったが、産後しばらくして仕事が恋しくなり、職探しをスタート。

  • 23

    託児所付きのサロンが見つかり、長男が生後7カ月の時に仕事復帰。アシスタントとして働きながら、休日もトレーニングに励む日々。

  • 24

    カットができるようになってきた頃に「リジェール」へ転職。アカデミーサロンにジュニアスタイリストとして勤務し、実践経験を積む。

  • 25歳~

    ★オーディションを受けてスタイリストに昇格。「リジェール 高辻店」へ異動する。現在は、店舗全体の目標達成や後輩指導にやりがいを感じつつ、さらなる成長を追求する毎日。

  • 愛息子の遥生(とおい)くんと一緒に。子どもができてから、時間やお金の使い方についての優先順位が変わったそう

  • 旅行が好きで、年に3回以上家族旅行に出かけている

  • 社員旅行で行ったセブ島のビーチでパシャリ!

森さんへのインタビュー

アシスタントの仕事も楽しかったという森さん。「テストがたくさんあって頑張り甲斐があったので。でもスタイリストになると、また違った楽しさがあります」

Q. アシスタントでの出産と復帰。苦労されたのでは?

A. 赤ちゃんを育てながら夜や休日の練習を続けていくのは、やはり大変でした。

まず、先輩たちからの「今は産まない方がいい」というアドバイスに悩みました。私の美容師への情熱を分かってくれていたからこそ、みんなあえて厳しい意見を言ってくれたのだと思います。当時勤めていた店には、出産後も仕事を続けているスタッフはひとりもいなかったので。でもどうしても子どもに会いたかったし、仕事もあきらめたくなかった。「産む」と決めてからは、みんなが「体を第一に考えて」と気遣ってくれるように。業務の負担もずいぶん減らしてもらうことになり、恐縮する気持ちが大きかったです。先輩たちにはすごく感謝しています。
産後は運よく、託児所付きのサロンに再就職できましたが、大変だったのはそこからです。赤ちゃんを連れて出勤して仕事をし、帰宅後に寝かしつけたら夫に後を頼み、また店に戻って練習をする。休日も店でトレーニングです。アシスタントだといつまで経ってもお給料が少ないままだし、次の就職先も見つかりません。「とにかくスタイリストにならなくちゃ」と、子育てしながらも必死で練習を重ねました。それだけ頑張ったおかげで、スタイリストとして働く今があるのだと思います。

面接で「私の技術はこの程度なのですが」と相談すると、「アカデミーサロンがあるから勉強できるよ」と答えてくれた社長。今でも相談にのってもらうことは多い

Q. 「リジェール」のアカデミーサロンから、通常店舗の高辻店へ異動したきっかけは?

A. 先輩たちに恩返しするべく、後輩指導に取り組みたいと思ったからです。

営業時間内に実践的なトレーニングが積めるアカデミーサロンは、当時の私にぴったりの職場でした。面貸しサロンのように時間を限定した働き方ができて、給料は歩合制で頑張るほどに稼げます。自分のお客さまだけを担当すればよいので、とても働きやすくて、楽しく仕事ができていました。ですが、先輩方にこれまでいっぱいお世話になってきたので、恩返しがしたいという思いも芽生えて。後輩指導のある環境に移った方がよいのかな、と。そこで社長に申し出て、通常店舗の「リジェール高辻店」へ異動しました。
ここでは自分のことだけでなく、店舗のこと、後輩のことなどやるべきことがたくさんあります。大変だろうと思っていたけれど、いざその立場になると逆にやりがいを感じられるように。視野が広がって、この先のさらなる成長を思い描けるようになりました。

後輩には、「子どもが欲しいなら、早くスタイリストになって、早く産めばいい」と伝えている。アシスタントで産んだ自分のタイミングが正しかったとは思っていない

Q. 美容師として、これからの夢や目標は?

A. 育児と仕事の両立を考える後輩たちのロールモデルになりたいです。

当時の店では前例がなく、みんなに無理だと言われましたが、私はアシスタントで出産して、スタイリストになる夢を叶えました。今同じように悩んでいる子もいるのではないかと思うので、その背中を押せる存在になりたい。「森さんがやっているのだから、私にもできるかな」と思ってもらえるように、ママ美容師のロールモデルとして前向きな姿を見せていきたいです。
また、子どもを育てるからには絶対にお金が必要です。家庭を守っていくためには、自分が稼ぐことも大切だと思います。ただ「ママでも美容師できます」ではなく、「ママでも稼げる美容師になれます」と言えるように、どんどん上を目指していきたいです。

若手女性スタッフへ、メッセージをお願いします!

結婚・出産をはじめ、女性はいろいろと悩むことが多いですよね。でもどんなに難しい課題であっても、自分次第で道は開けるのではないかと思います。自分がどうなりたいのか、そのためにどういうやり方があるのかは、今の時代ならきっと見つけられるはずです。だから、頑張った方がいいと思う。努力すればなんでも上手くいくとは思いませんが、努力しないと何もできません。私は「ママだからできない」なんて思いたくないですし、「ママでも夫以上に稼ぎたい」と思っています。自分の未来のために、あきらめずに頑張っていきたいですね。

Salon Data

リジェール 高辻店

アクセス
名古屋市営バス停円上から徒歩3分
創業年
1998年
店舗数
9店舗
設備
10席 ※リジェール 高辻店
スタッフ数
9名 ※リジェール 高辻店
URL
https://beauty.hotpepper.jp/slnH000132651/

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