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第3章美容師の価値を、未来へつなぐ

「美容業界の社会的地位を上げる。
それを有言実行しなければならない」

創業38周年を祝い、スタッフの皆さんと記念撮影した際の一枚

今の美容業界に必要だと感じていることは?

私は美容学校の面接で校長先生に「美容業界の社会的地位を上げるために、覚悟を持って美容師の道を選びます」と生意気にも宣言しました。その言葉がずっと頭の片隅にあり、有言実行しなければならないという思いがエネルギーになっています。

その思いから、取り組まれていることはありますか?

今、サンマーク出版から刊行予定の6冊目の著書の準備を進めています。「美しくなった、その先」をテーマにしたもので、著者養成講座の難関を突破し、このたび出版が決まりました。執筆の真っただ中なので、また発売されたらご覧いただけると嬉しいです。来年(2027年)の春くらいまでに出せたらと思っています。

「美容業界の社会的地位を上げたい」と口で言うだけではなく、デザイナーとしての自分に何ができるかを考え、現場視点を持った本を出したいと思ったんです。

「美容師」という職業に対して、思うことは?

国家資格を持つ美容師が、社会的には軽んじられている状況が、本当に悔しいんです。私の大きな願いは、美容を学べる4年制大学が増えること。多様なお客さまと向き合うためには、技術だけでなく、知識や教養も欠かせません。そうした学びが美容師の価値をさらに高め、将来的には高水準の給与が当たり前の業界になってほしいと思います。

最後に、サロンワークは何歳まで続けたいとお考えですか。

一生、続けたいと思っています。「湯婆婆(ゆばーば)MAYUMI」になるのが夢(笑)。後期高齢者になったら、「湯婆婆MAYUMI」としてYouTubeをやるのも面白いかな、なんてお客さまと話しているんですよ。趣味で占いをするお客さま2人からは、同じことを言われました。「95~96歳まで現場で働くMAYUMIさんが見える」って。なんて幸せな人生だろう、それを信じてがんばろう、と思っています。

売上数字を尋ねたところ、「まったく数字に興味がなくて(笑)。代表に確認しますね」とMAYUMIさん。

20年以上にわたり、「年間1億円超」の個人売上という驚異的な実績を出しながらも、ご本人にとって重要なのは、そこではない。見つめているのは、常に目の前にいるお客さま。

技術、接客、そして生き方までを含めた「人間力」。数字を追わず、人を想う。その流儀にこそ、長く支持され続ける理由が凝縮されている。

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